第2話 噂の耳かき屋さん

ふぁあああ、、ねっむ。

なんで耳かき屋さんなんて始めちゃったのかな。毎日お客さんの汚ったない耳クソみるとか地獄でしかないわ。こんな朝から耳かきしに来る人とかいるのかよ。マンションの前とはいえ、こんな古びた店なんて目に留まるはずがない。看板にペンでwelcomeearエステって書いてあるけどこれをレトロと言っていいのかどうか。店の前でも見てみよう。どれだけのお客さんが来ているのだろうか。

ガラッガラ───

え、、、。

すんごい人いるんだけどぉおぉおお?!?!

え!待ってどーしよ!!私、今日こんなにも人の耳クソ見ることになるのぉ?!最悪なんだけど!!見る限り大半がお年寄りだな。お願いだからベトベト系じゃなくてカサカサ系でお願いします!!!まぁでも売上のため頑張るか、、トホホ。

「いらっしゃいませ〜」

ん?見覚えのある人だ。

「こないだ来てすごく良かったからまた来ちゃったわよ。」

あーなるほどね。よし笑顔笑顔。忘れるな。私。笑顔だぞ。

「そうなのですね、ありがとうございます。それではこちらへどうぞ〜」



「ありがとうございました〜!またお越しくださいませ〜!!」


、、、スゥーーやっと終わったぁ〜!!まっっじで疲れたよぉ〜手、壊れるかと思った。でもカサカサ系の人が多かったからまだ助かった。全身の力が抜けホッとする。店内にアロマが充満してるためすごく心地いい。このまま寝れそうだ。、、、、


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