友情結婚の婚活。その流れ。
そんなわけで決意を胸に、私は相談所に登録をしました。
恐らく、そこからの流れは一般的な結婚相談所と変わらないのではないかと思います。
担当の方とすり合わせを行い、お互いの条件にマッチする人を紹介してもらう。
お見合いをして問題なければ交流期間へ、ダメなら次へ。
交流期間に進んだ場合は、その間にお互いを見極めて、問題なければ結婚、ダメなら次へ。
これを繰り返す。
少し特殊かもしれないこととしては、お見合いと交流期間を複数の人と同時並行で進めることができるシステムだったことでしょうか。
例えば3人の人と同時並行で交流期間へ移行するといった可能性や、別の人と結婚することが決まったからバイバイ、と突然言われる可能性もあります。
それは何だか不誠実な気もしますが、あくまで友情結婚ですからビジネスライクに行きましょう、ということかもしれません。
少し話はそれますが、驚いたのは友情結婚の婚活であってもお見合い写真が必要ということです。
友情結婚に見た目が必要な理由は不明でしたが、何かに使えるかと思い、私は有料オプションでプロのフォトグラファーの方に撮影をお願いしました。
結果的にその写真は婚活に活かされることはなかったのですが、あまりない経験と仕事の方で使えたということで良しとしました。
さて、話を戻しましょう、まずはすり合わせです。
自分のプロフィールや希望条件などをもとに、担当の方とすり合わせを行いました。
この時、私は厳しい現実を突きつけられます。私に紹介できる人はとても少ないだろう、と言われたのです。
理由はいくつかあるのですが、最大の理由は、私が子供が欲しくない人だったからです。
友情結婚を望む人のほとんどが子供を理由にしているそうなので、それを不要と考えている私には紹介できる人がとても少ないと思ってほしい、と言われました。
他の条件として、私は年収が自分と同等かそれ以上という条件を入れていたのですが、これだとほぼ紹介できないと言われてしまいました。私の年収がやや高めだったからです。
これについては私も固定概念に縛られていたと反省しました。お互い自立した生活をするのであれば、最低限の年収さえあればいいだろう、と考えを改めたのです。
しかし、とにかく子供の件であなたに紹介できる人は少ないから、一つ一つの出会いを大切にしてくださいね、とくぎを刺され、すり合わせは終わりました。
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