ヒロイン出てこい編
第11話 こいつとの物語はもう始まっている。
一つだけ注意!!
幼馴染は絶対に家は隣じゃないと満足しない主義の方申し訳ありません。…普通に二駅ぐらい離れています(震え声)
【追記】
幼馴染編と呼称してましたが、出てくるヒロインが幼馴染だけじゃ無くてややこしくなるので「ヒロイン出てこい編」になりました。、
ご理解よろしくお願いします。
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あのあと、希穂が寝たあとそのまま俺も寝てしまったが「全然大丈夫だったよ!(むしろ…知りたかったことが聞けてよかったな…)」
最後の方は何か言っていたようだがは腹話術レベルの唇の挙動の少なさと小声で全く聞こえなかった。それを聞き逃していたら少し不機嫌になってしまったのは不思議だった。
「…ーい!」
あれから希穂との距離がぐんと縮んだ気がする。
毎日朝食を一緒に食べてるし、たまに一緒に投稿しようと誘ってくれたりと希穂からのアピールは凄く積極的だった。
閑話休題。俺が寝落ちする瞬間に感じた「スマホの消し忘れ」の不安は大丈夫だった。
「おー…!」
結構充電は食われていたが、案外残っていて自然に消えたのかな?
あんなの希穂に見られたら恥ずかしすぎて辛いぜ…
「お兄さん、高校生だからわかるけど…こんなの聞いちゃうのはちょっと…」
とか思われてたら嫌だからな…
「無視しないで〜!!!!!!優希!!!!!!」
ーッッッ!!全く気づかなかった…こいつできる…っ!(馬鹿)
「なんだ桃花かよ…」
「こんなに大声で呼びかけるのも恥ずかしいんだよ?」
「嘘こけ、お前の羞恥心なんかどこにあるんだよ」
「それモラハラだよ〜」
ケラケラと笑いながら指摘してくるこの少女は執奏桃花(しっそうとうか)。身長142cmと小柄だが、そんななりで小動物系…とはかけ離れたかなり強かな性格をしている。
「最近の世間は細かいことにうるさすぎるんだよ」
「たしかにそれは思うよ?でもこれで芸能界とかでも女性労働の肩身の狭さがなくなっているって思うとアリな気もするけどねー」
「確かになんたらハラスメントとかが動画で拡散されて炎上なんてのはよくあるからな」
「昔の人は頭が固くなりがちなんだろうね」
「殆どは頭は固いが、別に硬いわけじゃないさ。世間がダメだといったら認識を変えるぐらいの柔軟さはあるものだと思うけどなぁ…」
こいつとは軽いトークもしたりこんなふうに何故か高校生の俺らが現代の社会問題について話したり、なんていうか、色々なことを腹割って話せる仲…って言えばいいのかな?
「っていうかさぁ、優希昨日休んでどうしたの?一昨日も私のガン無視して帰っちゃったんだから…」
マジか一昨日も話しかけられてたんか、全然気づかなくて「卒がなく学校を終えて〜」って思いっきし自分語りしちゃってたわ。(5話参照)
「あぁ、昨日は妹が風邪を引いちゃっててな。親が忙しいから代わりに俺が看病してたんだ」
「ふーん。妹さんってこの前言ってた新しくできた義理の子でしょ?私なら知り合ってそんな日の浅い子の看病なんて仕事でもない限りできないなー」
なんかこいつ不機嫌だぞ…なんでだよ。
「俺にも原因があったからな。罪滅ぼしみたいなものだよ」
「なるほどねーそれならしょうがないか…」
…なんとなくわかった気がする。
「なに?お前嫉妬でもしてるのか?」
「ち、違うよ!…ちょっと羨ましいなって…」
「美少女を看病してる役得が?」
「もー知ってるのにそんなこと言ってるでしょ!?」
知ってるも何も理解ってるよ。お前が言いたいことも。
「…優希に看病されてるのが…羨ましいなって…」
顔を紅潮させてこたえる様はやはり可愛いのだろう。
こいつは執奏桃花。俺の元「恋人ごっこ」の相手役だ。
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今作は入りがイレギュラーなのでヒロインもそのノリで意味不明なのに乗っけちゃうと話の収拾をつけれる自信がないので大人しく王道を征こうかなと思います。
すごいどーでもいいことなのですが「大人しく王道を往く」ってパワーワードじゃないですか?…あ、違う…はい(遠い目)
でもせめてもの抵抗として「許嫁」でも「これなら恋人代理になる」というわけでもない設定にしてラブコメにしては珍しい(当社比)「元恋人代理」なんていうキャラ付けでいこうかなと思います。
主要キャラとして元々出してみたかったのでヒロイン出し切ったらめちゃどちゃに出番は増えると思ってます。
ほら、今回は全消ししたイライラもないのに文字数が普通の2倍以上になってるんだよ?若干お気に入りキャラなので長めに書いてました。
字数が増えた原因のもう一つはただ単純にオイラの思想の一部と友人B君(新キャラ)の思想の一部が溢れ出しちゃったのもあります。
ちなみに友人B君は俺におパンなティーを送ってきた人です。(羊柄とカエル柄でした。)
以上!
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