ゴミ男




自分のやりたい事を。



自分の目指したい者を目指す為に。



新しい会社に託し、本当の最後にした。




ここまでくると、



誰に嫌われて、誰に好かれるべきかが。



何と無く分かってくる。




仕事は教えて貰える。



業務は、そんなに変わらず、



後は人間関係の構築だけだった。




休憩も貰えず、一生懸命働いた。



そうして少しずつ認められた。




だが。ここは、会社がクズだった。



会社の失態は、俺へと降りかかり。




使えなくなったゴミを棄てるかの様に、



俺は、首を切られた。




こんなにも糞みたいな人間達で溢れているものなのかと。




俺は、知ったのだ。



行政や国が糞だった。




彼等はただ。俺を精神的に追い詰め。



自ら命を断つのを。



今か今かと催促しながら待っているだけだった。




何かある毎に。



彼等は端へ端へと追い詰め。



俺は、ずっと不安定な場所に立たされた。




これまで何回も死のうとした。




未来を諦めた。




その世界に縋るモノ等無かった。




あげくには、寄生するかの様に毎日を。



1日1日という時間と、日々を。




生き続けた。




何で生きているんだろう。。



どうして生きるんだろう、、




喪ったモノを背負い。



過去を繰り返され。



壊れるモノすらも失った。




生き地獄。




それが合っていた。




何でこんなにも普通じゃないのか。



どうして、こんな思いをするのか。




理解が出来なかった。




他人が受けない様な仕打ち。




有り得ない様な経験。




理不尽な人生。




耐えきれなくなった。




それだけだった。




俺は、首を吊った。




沢山泣いた。




「どうして、、。



どうして。。」




見えた未来は布団で横になる。




貯金も収入も無い。




ただのゴミだった。




ジャック「ウォン!」



「腹減ったか??」



食べ物らしきモノをリサイクルする。



ジャックが食べれる物なのか分からない物を。



ジャックと一緒に俺は、食べる。



ジャック「クチャクチャ、、」



「旨いか?」



ジャック「ウォン!」




こっちに来てもゴミと呼ばれた。



「俺は、世界が変わっても。



ゴミみたいだぜ、、?」



涙が溢れた。




責めるのにも疲れ。



他人を傷付ける無能さを理解し。



自分を責め続けた結果。



訪れてしまった、死を。




赦してすら貰えなかったのだ。




「、、どうしたら。



良かったのかな、、、」



ジャック「クゥウゥン、」



「、、あはは。



ごめんな?



分からない、よな。」



ジャックは、俺に寄り添った。




ダイジョウブダヨ?



キミハイイヒトダカラ




そんな風に言われている気がしてならなかった。



「この、旨そうな食い物。



頑張って貯めて、



一緒に。食おうな?」



ジャックの頭を撫でる。



もう、夢の中なのか、、




それとも。。










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ゴミはゴミ溜めでゴミなりに努力します、 影神 @kagegami

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