ガォー

「ありがとうございます。助ります。でも、なんでわかったんですか?」


「ここは私の新しい旦那の病院だからわかったのよ」


「そうなんですね」


「お父さんは大丈夫かな?」あおい


「きっと大丈夫よね。

私お父さんがいないなんて無理だからまた元気になってオムライス作ってよね」ありさ



「ありさは成績学年で1位みたいね。でも学校に行ってるの?」


「今さらお母さんの役しないで。あおい、行くわよ。」ありさ


こんなこと言いたいわけじゃない。お母さんにずっと会いたかったのになんで私は素直じゃないんだろう。

「ごめんね。あおい。せっかくお母さんに会えたのに私が」


「お姉ちゃん。大丈夫だよ。泣かないで。お姉ちゃんが辛いと、あおいも辛いよ」



「そうだよね。私、強くなる、がおーなんちゃって」


「がおー私も強くなる」

二人で笑う

家に戻る


「さ、あおい片付けるよ。今まで片付けはお父さんに任せっぱなしだったけど強くなるよガオー」


「うん。ガオー」


部屋を片付けるありさとあおい



すると引き出しから貯金通帳が二つ見つかる

ありさとあおいの名前が書いてある。

こんなに。お金を貯めてくれてたの。

お父さん、ありがとう。涙がでるありさ



すると電話がなる


立花さんからだ

「いいか。お前は通ってた高校にロボットとして行くんだ」


「ロボットとして?」


「そうだ。明日、携帯のURL に送った場所に行くんだぞ」


「でも、そんなことできないら。私怖いよ。」


「俺達がお前を守ってあげる」


「でも、」


「お父さんが心配してたんだろう。約束する。高校を卒業させるって」

そう言って電話が切れる。


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る