プレゼント

「さぁ、小僧、明日は1日私に任せること

いいな。」


「はい。明日は何時に会社に行けばいいですか?」


明日はここに10時に来なさい。

そう言って地図を渡された。

「それでは帰りなさい。今日は。」


「あ、ありがとうございます。」

「待ちなさい。忘れとった。入社祝い3万円」



「3万もいいですか?」


「その代わり明日は任せるんだぞ」


「はい。よろしくお願いします。」


あ、そうだ

妹迎えにに行かないと

「あおいー今日もいい子にしてた?」

「うん。お姉ちゃん元気になったね」

「まぁね。私、会社に就職したから」

「お姉ちゃん、夢でも見てるの?」

「ほら3万円。何に使いたい?」

「すごーい。うーん。ゲーセンにいきたい」

「今日はゲーセンで遊ぶわよ」


ゲーセンのUFO キャッチャー


「ミッキーだ。お姉ちゃんミッキーとって」


「あおい。自分でとってみなさい」


「うん。」

何回もするができない


「お姉ちゃんして」


「待ってね。UFOキャッチャーぬいぐるみの取り方をネットで調べるから」


「なるほどあおい。見てるんだよ」


そう言ってミッキーをとると


「やったね。ありさお姉ちゃん」


「あおい、あげるミッキーあおいも好きなんでしょう」


「ううん。私は大丈夫。お姉ちゃんがミッキーのぬいぐるみ欲しがってたの知ってたから」


「もうあおいは可愛いんだから」


「あおいは何がほしいの。プレゼントしてあげる」


「お姉ちゃん。もう大丈夫だよ。私はお姉ちゃんの笑顔が見たかっただけだから」

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