封筒
妹を迎えにいかなきゃ
「お姉ちゃん会いたかったよ」
「お姉ちゃんはうん。私もだよ」
そう言って家に帰る途中
お父さんが封筒に入ったのを女性から受け取っていた。
なんだろう。
「お父さん?」
「あ、ありさ、」
「その人は誰?」
なんでもないんだ、
「ほら帰るぞ」
三人で家に帰った
お父さん、さっきの人誰?見たことないんだけど」
「昔の知り合いだ。」
「そっかぁ。じゃぁ、ふ」
「さーて、片付けるぞ」
なんか話を変えた気がする
「片付け、片付け」
妹は私の反対で片付けが大好きだ。
そして愛嬌もあるから家族のムードメーカーだ。
メガネをとって片付けようとすると
「お姉ちゃん。メガネ外したら可愛いね」
「ありがとう」
「前髪も長いから切った方がいいよ」
「あんまり顔をみせないようにしてるの」
「なんで可愛いのに」
「自分に自信がないから」
「お姉ちゃんは、自慢のお姉ちゃんだよ」
「本当に可愛いんだから」そう言って抱きついた。
お腹すいたねー
「お父さんご飯作ってほしいな」
私のお父さんは料理だけはできる
「今日はオムライスだよ。」
「ありさ、あおい
卵一つに2つ入ってたぞ。なんだかいいことがありそうだ」
「やった。やった。」
妹とお父さんはハイタッチをしてる。
こういう温かい時間が好きだったりする
「さーぁオムライスに好きな言葉を書きなさい」
そう言ってケチャップを渡された。
妹は「たこ焼き」
と書いた。
「オムライスにたこ焼きって書くの面白い」
そう言って笑った。
私は
「勉強」
って書くと
「ありさお姉ちゃんらしいね」
お父さんはなんて書くのかな?
「家族と酒」
なんかお父さんらしいね
そう言ってみんなで笑った
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