最悪

「あの何か言った?」

「うん。聞こえてたよね。友達ごっこかって言ったんだよ」

「なんでそんなこと言うの。?私が羨ましいでしょ」


「全然。」


「変わってるね」

あやさんの印象は初めは最悪だった。



学校の帰り

「ねぇ。健。あやさんって変わってるよね」

「そうかな?あ、美人だよね」

「まぁ、そうだけど彼女の前で美人とか言うかな」

「あ、ヤキモチかな?」肩をツンツンする

「な、わけないでしょう」

「ミステリアスだからあやさんのことを好きな人、何人か知ってるよ。」


「そ、そうなんだ。知らなかった。健はどう思ってるの?」


「なんも思わないかな?ただ、なんかありさと正反対だなって思うよ」 健

「私も、思ってた」


「あやと友達になってみたら?」

「ヤダよ。性格絶対にあわない」

この時呼び捨てにしたことを私は気づかなかった。


マンションの階段で

「ねぇゲームしよう」

「ゲーム?」

「俺が勝ったらあやさんと友達になる」

「私は言っとくけどじゃんけんが強いんだよ」

「じゃんけんぽーん」

「やったね。パイナップル」健

「悔しい。じゃんけんぽーん」

「ぐりこ」

「じゃんけんぽーん」

「パイナップル」

「やったー私の勝ち」

階段が狭くてドキドキするよ。

その時、

「あー」

彼の手が私を強く押してコケた

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