友達ごっこ
「洗い方づけまでありがとう」
「こちらこそ宿題サンキューまた明日」
また明日その言葉は私にとっては幸せな言葉だったんだよ?でも健くんはどうだったのかな?
「おはよう。眠そうだな」
「うん。夜遅くまで勉強してたから」
「相変わらず頑張るな。ありさは。そういう所好きだよ」
「朝から何よ。健恥ずかしいよ。」
「おはよう。ありさTIKTOK 見た?」
「あ、ごめん後で見るね」
「いいね、とコメントよろしくね」
「うん。任せて。なな」
ななは顔も可愛いくてTHE今時の子。こんな地味な私と仲良くしてくれる優しい子
キンコンカンコーン
やっと授業が始まる。
私の楽しみは学校だったんだ。
「この問題わかる人?いないのか?しょうがない。ありさ」
「あ、はい。」
黒板に書きにゆく。私は堂々と歩き書く。その自分が大好きだった。
「正解。みんなも勉強するんだぞ。」
私に誇れるのは勉強と健との付きあってることだったんだ。
休み時間
そうだ。ななのTIKTOK いいね、とコメントしないと
えっとハートをピンクにしてコメントはめっちゃ可愛い。って書いたら喜んでくれるよね。
「なな、TIKTOK にいいねとコメントしたよ」
「ありがとう。ツイッターにもリツイートしててね」
「うん。わかった」
私はななに少し憧れてる。
そのななが私なんかと会話してくれてる
これが友達と思ってたんだ。
「友達ごっこか」
ぼそっと聞こえた。
見ると橋本あやさんだった
髪が長くてクール系の美人で近寄りがたい雰囲気がある。
まだ、あまり話したことはないけど成績が学年で2番目なのにいつも授業中寝てる不思議な子だった
「あの何か言った?」
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