優しい彼氏

キンコンカンコーン

「学校やっと終わったね。」


「ありさ一緒に帰るぞ」

「カッコつけちゃって俺様目指してるの?」

「なわけねぇだろう」

「健、それより今日は何の夜ご飯作ってくれるの?」

「今日はハンバーグ」

「飯ぐらい作れねえとお嫁に行けないぞ」

「大丈夫。健が作れるから。私は頭いいから働く」


「まだプロポーズしてないのに。でもいつかは告白するよ楽しみにしてていから。さ、買い物いくよ」

「はい。おともします。」


あーぁぱっちり二重のタレ目で鼻が高いんだろう。theイケメンだ。

「あぶねーよ。ぼーっと見てるんじゃないよ

そんなに俺の顔が好きか」


「なわけないでしょう。なんでモテるんだろうって見てただけです」

「ま、俺のこと好きじゃない女子はいないからね」

「はいはい。また自慢がはじまりました」

スーパーに入ると

「ねぇハンバーグって材料何?」

「全くありさは女子力ねぇな

ミンチって知ってる?」

「なにそれーみんな違ってみんないいの略?」

「なんだよ。たまにはいいこと言うなお前。」

髪をくしゃくしゃにする

大きなこの手が大好きだ。


「正解はこれ肉のミンチでした。勉強以外は本当に駄目なんだな」笑ってくれるその目が優しくて私はドキドキしてた。

野菜コーナーに行くと

「たまねぎ、ニンジンもいれるぞ」

「えー野菜はいれないで」

「だからちびなんだよ」

「ひーどーい。」

「野菜は体にいいからちゃんと食べな。じゃないとちびと呼ぶよ」

「やだー食べるから言わないで」

「よし、いいこだ」

卵にパン粉も買って

会計

「あ、私だすよ」

「いいんだよ、そういうのは甘えて」

「ありがとう」

こういう優しいところも大好きだ。

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