サブスクで映画 あまり観てませんが その2 アキ・カウリスマキ、クローネンバーグと高齢監督

◇アキ・カウリスマキ作品


 フィンランドの映画監督さんで、わたしはてっきり90年代で消えたと思い込んでましたら(失礼!)近年制作された映画を見かけました。わたしが勉強不足で知らなかっただけでした。

 やっぱり90年代の作品が印象深くまた観てみたいです。


『レニングラードカウボーイズゴーアメリカ』

 ロシアのバンドマンのコメディ調のロードムービー(ペレストロイカの頃だよね?)


『マッチ工場の少女』はちと胸糞かもなので(なんとなく山田花子さんのマンガっぽかった記憶)


『コントラクトキラー』なんか良いんじゃないかなと思います。

 たしか自殺を試みようとした男が、殺し屋に自分を殺してくれと依頼するものの、やっぱり死にたくなくなって……みたいなお話です。

 ジョー・ストラマーがカメオ出演し一曲歌っております。その点もポイント高いです。


 またジョー・ストラマーを出演させた映画監督、他にもおりまして(以前も当エッセイに書きましたけど)イギリスのアレックス・コックスですが、U-NEXTには『シド&ナンシー』1本しかなかった。『レポマン』とかも観たいです。


 ポイント失効してしまうので新作ばかりチェックしがちなのですが、ヴィム・ヴェンダースなんかもまだ映画撮ってたり、フランスのギャスパー・ノエなんかも頑張ってますね。


 日本だと脱力系映画が多かった三木聡も消えたかと思ってたら近年も映画撮ってました。

 オダギリ・ジョー主演ドラマの『時効警察』の人です。でも脱力系って2000年代でしたよね。

 作風はやはり変わったのでしょうか?




◇頑張ってる高齢者の映画監督


 デヴィッド・クローネンバーグは売れる映画から実験映画まで撮ってしまう監督さん。

 昨年公開された『クライムズ・オブ・ザ・フューチャー』も観ました。


 クローネンバーグ集大成的な感じでしょうか。どちらかというと固定ファン向けですので、クロネンまだ観たことないというかたは他から入ったほうがいいんじゃないかな……と思います。まだ見放題になってませんし。


『戦慄の絆』と『イグジステンズ』をミックスして、『ビデオドローム』ほどは難解でもない感じ?

 テイスト的にはあと『裸のランチ』のような感じ?

『ヒストリー・オブ・バイオレンス』や『イースタンプロミス』の感じはないですが、主演はヴィゴ・モーテンセンです。



『マッドマックス 怒りのデスロード』も高齢の監督ながら非常にパワフルですが(めっちゃおもろかったです)、クロネンは若干衰えを感じるような? あれはあれで良いような。


『クライムズ・オブ・ザ・フューチャー』はもっと人選ぶような感じです。内容的にかなりエグいですので観るならその辺覚悟したほうがいいかと。


 やっぱり古い映画も良きです。味わい深い。

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