フリッパーズギター文脈とナゴムレコード その4

 ナゴムといえば、少しお笑いが入ってたり、ルックスもライブパフォーマンスもふざけた感があり、そう思われがちなんですけど、ムーライダーズの弟分みたいなふざけたところが1ミリもないバンドのカーネーションなんかも一時期在籍してたという意外な面もあります。

(その頃、すごい良い曲を演ってて、曲のタイトルがわかりません。どなたか教えて欲しいです。ナゴムのライブVHSに収録されてた曲です)


 カーネーションだけでなく、グランドファーザーズなんかも在籍してました。

 グランドファーザーズもまた、同じくムーンライダーズの弟分みたいなバンドですね。

 ボーカルの青山陽一の名前くらいは、インディーポップ好きでも聞いたことがあるという人もいました。


 ギタリストの西村哲也のプレイは10年ほど前に観ました。

 メトロファルスのライブのサポート演奏してるところでしたが、なかなかパワフルでかっこいいギタープレイでした。

(ちなみにムーンライダーズのギタリスト、白井良明は、元々はメトロファルスの前身バンドに在籍してました)


 段々とナゴムレコード、意外な側面が出てきたんじゃないでしょうか。


 あ、うっかり書くの忘れそうでしたが、そもナゴムレコードの代表のケラリーノ・サンドロヴィッチは、渋谷系の時代、それ風のバンドをやってまして、売れませんでした。

 ロングヴァケーションというバンドです。


 ライブだと、モノクローム・セットのカバーをしてまして、わたしの持ってるCDには、ムーンライダーズのカバー……じゃないか。ムーンライダーズもカバーしてた音楽がエンニオ・モリコーネでお馴染みのイタリア映画『太陽の下の18才』の曲も収録されてます。

 メンバーが元・Pモデルの中野テルヲと元・筋肉少女帯のみのすけだったかな。

 ライブだと、メトロファルス、ヤプーズのライオンメリィさんも参加してたような?



 ムーンライダーズの『太陽の下の18才』が収録されてるのも『カメラ=万年筆』なので、やはりモノクローム・セット意識してそうですね。


 エンニオ・モリコーネといば、マカロニウエスタンです。それをロックの土俵に持ち込んだのは、モノクローム・セットでしょう。

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