マンガ 名作デビュー作 90年代編
わたしは、マンガのデビュー作フェチっぽいところがあります。
デビュー作と思うと何か特別なものを感じます。
処女作には、その作家の全てが詰まってるのかもしれないなんて誰かが言ってた気がする。
誰が言ってたのかわからなくなってしまったけどw
そういうものかもしれませんね。
ぱっと思いつくまま列挙していきます。
まず、90年代から。
古屋兎丸と花くまゆうさくは、同時期に94年だったかな。
月刊漫画ガロでデビューだったと思うんだけど、花くまゆうさくのデビュー作『狂い咲きサンダーロートル』が掲載された号が、部屋で発掘され、読み返してみたら、その号には古屋兎丸のデビュー作は載ってなかった。
その辺の前後かな。
いや面白いですよ『狂い咲きサンダーロートル』!
古屋兎丸は『パレポリ』だったと思うけど、もう既にかなりの完成度なので、なんというか可愛げがないw
それよりは単行本『禁じられた遊び』に収録されてる、古屋兎丸が10代の頃、同人誌に描いたマンガの方がなかなか味わい深いw
その辺の時代のガロだと、魚喃キリコのデビューって『hole』だったかなそっちは少しギャグっぽくてBLくさく、百合の『color』が2作目くらいかな? 百合のほうは当時なにか刺さるものを感じました。絵の感じが良かった。
イギリスのロックバンド、モノクローム・セットが好きなところに親近感があったJerryは、その頃のガロに描いてましたが、どれがデビュー作なのかわかんない感じですね。アフタヌーンの四季賞のものとかもあるし。双葉社のアクションのほうで見かけることもありました。
ガロは1回だけ描いて消えるパターン割とあるかな。困ったことにそういうのが、名作だったりします。
紺野遊児は、ガロに1回だけかな? SMスナイパーの読者投稿コーナーでハガキイラストを見たことがあります。
上手いし、絵に魅力がある。ひょっとしたらゲイなのかな? と思うような感じが作品からも滲み出てるような。耽美かつ、不謹慎さで笑わせるような。描き続けてたら、それなりに人気出たんじゃないかな。
……たくさんいすぎて書ききれない。
みぎわパン、逆柱いみり(望月勝広)、三本義治(三本美治)……その辺りのデビュー作となると、もう少し前の80年代になるんじゃないかと思うので、わかりません。
※(23.11.30加筆。三本義治は91年8月号『隣りの男』がデビューみたいです)
津野裕子も80年代だけど、デビュー作は『冷蔵庫』だったかな。リアタイで読んではないけどかなり名作かと。
80年代は、わたしまだガロ読んでませんでした。
そもそもガロという雑誌があることに気がついてなくって、青林堂が刊行した単行本を読んでたという感じです。
※(23.11.30加筆。初めて買ったガロが91年10月号で西岡兄妹のデビュー作載ってました『針金』)
*
ガロをもっと遡ると、何年かいちいち調べるのが面倒なものでお許しください。
泉昌之の『夜行』なんかも、デビューで既にグルメマンガだった。
原作が『孤独のグルメ』の久住昌之です。
泉晴紀が作画です。
まだグルメマンガというジャンルがなかったんじゃないかな?
ネットだと81年になってます。
みうらじゅんのデビュー作は80年だけど、ほんとに合ってる?
みうらじゅんのデビュー作『ウシの日』となってますが、それは未読でして、その辺りの時代に描かれたもので、タイトル覚えてないのですが、アメリカのホームドラマのような感じで、少年のオナニーの話のが面白かったです。
堂々、オナニーをテーマにしたマンガってなかなか早すぎw
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