藤子・F・不二雄に触れたので手塚治虫の『火の鳥』と『ブラックジャック』加筆や封印についてすこし(1700文字)
藤子・F・不二雄が加筆修正の鬼と書きましたが、ご存知のかたも多いかと思いますが手塚治虫もかなりあるんじゃないかな……。
その辺『ブラックジャック』にフォーカスしてすこし書こうかなと思ったけど、
雑誌掲載時のバージョンで記憶にあるものもほんとにすこしですが。
朝日ソノラマが70年代に出版していた月刊マンガ少年には『火の鳥 生命編』が連載されていました。
ジュネという小さな女の子のおばあちゃんの描写がまるまる描き直され、単行本になった時、びっくりしました。
雑誌掲載版だと、ロボットみたいな見た目じゃなく、ふつうの寝たきりのおばあちゃんだった記憶があります。
マンガ少年には『異形編』も連載されてましたが、そっちは特に分かるような感じでの加筆修正はなかったと思います。たぶん……。
まぁ、当時、わたしもまだ小学生でしたので、見落としがあったらお許しください。
わたしの知ってる範囲ですと、あと『火の鳥 太陽編』は最初の単行本から、角川のハードカバーのもので再販された時には、構成が入れ替わってて、すこしびっくりしました。
※(2023.11.24加筆。〝構成が入れ替わってた〟『火の鳥』は『乱世編』でした。失礼しました! うろ覚えでかつボケてました)
ちょっと呆れられるかもですが『火の鳥』のうち、わたしが所有してるものでは、未だ『鳳凰編』『ヤマト・宇宙編』『未来編』『復活編』は母親が読んでた虫プロ商事の発行したCOMコミックスのまんまだったりしますw
その後、現在の復刻されたものを読むと異なったりする点があったりするかもしれません。
『羽衣編』て、何の巻末に乗ってましたっけ?
朝日ソノラマのだったかな。
『望郷編』も朝日ソノラマのままですが、その後加筆修正してないかな……と思います。主人公と主人公の恋人の名前に苗字があって、現在の『望郷編』ではなくなってるという話を聞いたことがあります。
『ブラックジャック』も、わたしの所有してるのは昭和の時代に集めたチャンピオンコミックスのものです。
母親が手塚治虫好きだったので、共同で集めました。
最後の巻だけは、平成に入ってから発売されたような記憶があります。
ですので、言葉狩りにも免れ、現在封印されたものも幾つかは収録されてます。
さすがに封印回として有名な『快楽の座』『植物人間』(初版なら収録されてたんでしたっけ?)『指』は読んだことがないです。
確かに『指』は『刻印』に描き直されちゃってます。
で、もはや『指』の回の原稿が存在せず、当時のチャンピオンのみでしか読めないという……完全に幻の回ですね。
『血がとまらない』は、悲恋もので女の子のほうが血友病のものでしたよね。
『しずむ女』は公害病、『水頭症』は、でもその患者はお笑いの好きな明るい少年で、
『最後に残る者』はキリコ登場回の奇形を扱ったもの。
『魔女裁判』もそうなんですけど、キリコ登場回ではなくブラックジャックが単身海外に行ってて、さらにゾロアスター教徒というのがNGだったのかな?
……という感じでどれも、もうかるく20年ほど読み返してもないのに関わらず、大変印象に残ってます。
中でもわたしは『しずむ女』が良い話だなと思います。どこの公害病か特定できないよう、その辺配慮して描かれてるかと思うので、出しても良いんじゃないかと思うんですけど、特定できちゃうのかな……。
公害病って学校で習いましたけど、現在は違うの?
言葉狩りでヘンテコなことになってたのが、『木の芽』という回で、確かに、ああ……アウトな言葉があったなw と思い出しました。
検索してみたら、アウトなバージョンと言葉狩りで差し変えられてる画像が見れました。
……しかし、色々と封印されてますけど、そこまでアウトかなぁ。
そういえば、映画の『カッコーの巣の上で』はアカデミー賞も受賞した名画であるのに関わらず、地上波では放送したことがないという話も聞いたことがあります。
でも『猿の惑星』はさらっとやってるだけだから良いんだ……。ロボトミー手術がダメなんじゃなくて、精神病院を舞台にするというのがよろしくないということかな。
封印といえば、ウルトラセブンの『遊星より愛をこめて』も、観たことありますが何がアウトなの? って思うような内容です。
もう解禁すればいいのに。
近い将来、解禁すれば良いですね。
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