エンパスなのかな? ナニコレ体験 その3(完結)
では、最後のひとつなんだけど、嫌な体験のたぐいになります。
YouTubeで、アニソン立て続けに聴いてて、じゃ次、森口博子のΖガンダムの曲をと。そんなときのことでした。
その動画、アニメのシーンが流れてて、フォウ・ムラサメが死ぬところで……(なんでそこ?)
そこでカミーユが死にゆくフォウのからだを抱き抱えてるシーンなんだけど、そのとき、カミーユが抱えてるフォウのからだの感触、体温、暖かさがわたしの手にも伝わってきて、更に、フォウの体臭まではっきりとした……。
ナニコレ!?
最初、女の子の匂いがしたけど、直ぐ死にゆく女の子のにおいになった。死のにおいだった。
すごい生々しかった。
怖くて、以来もうその動画は見れなくなりました。
もうかなり前のことになりますが、わたし軽くPTSDやっちゃったことがあって、女の子の友だちが亡くなって、そのショックからでした。
もうほんとうに随分昔の話です。
かれこれ20年くらい前だし、とっくに立ち直ってる筈だけど、それがすっかり風化した頃になって一瞬だけフラッシュバックし、Ζガンダムの動画と被ったとか?
そんなことってあるの?
起きながら、覚醒した状態で見た悪夢のような感じもします。
音楽聴きながらだと、視覚的なものがトリガーになって、ヘンな情報が入ってくることがあったり(結局、その3回だけですが)なんなのでしょうね?
やっぱり単なる加齢かな。年取るとあちこち故障してきます。
プロレス好きなんですけど、そのわりにあんまり過激な試合になると苦手だったりします。DVD持ってるのに恐ろしくて見れない試合もあったり、つい目を背けてることも多かったり。
痛い系のホラー映画が苦手というのもあります。痛みや苦痛が伝わって来るからです。
闘病記もムリです(メンタル疾患的なものなら読めます)
残念ながらユイスマンスの『腐爛の華』もムリ。
『腐爛の華』大好きと公言してた映画監督の園子温なのですが、その監督作品のうち、『自殺サークル』も絶対ムリだと思って敬遠してました。
続編的な『紀子の食卓』ほうは何度か観てましたが、10年くらい経ってから、まぁ、なんとか観ることが出来ました。
いざ観てみたら、そこまでムリって感じでもなかったんですけどね。
でも、女の子が飛び降りするシーンがあるマンガですら、昔は苦手でしたね。
中村明日美子のマンガ、『ウツボラ』がエロティクス・エフに連載してたんだけど、連載1回目、のっけからそんなシーンがあって、それからエロティクス・エフ買うのやめたほどでした。
今は、その辺大丈夫にはなりましたが。『ウツボラ』はだいぶ経ってから単行本で読みました。
* 結局はなんなのか
数字や文字などにはっきりと色が付いたように見えるだとかの共感覚(シナスタジア)というものがあるそうですが、それとは違います。
そこまでは、さすがにはっきりは見えません。
どちらかというとエンパスに近いのかなと。
人の痛みが伝わってきて、自分も痛くなったりするようなところだとかは。
共感覚は、文字以外にも、音に色とか味覚にも五感の別のものが付いてたりなど様々あるようです。
作家だと、ウラジミール・ナバコフがそうだったとか。
YouTubeを見ててのナニコレ体験ですが、3つ目のΖガンダムの動画での件て、絵に視覚いがいにも触覚と嗅覚、感触とにおいを感じたというのは、ある条件下では、共感覚が発動してしまうということかな、とも思ったりしました。
(それ、もうヤダだけど)
どこかで、共感覚というのは遺伝するというのを読んだ気がするんだけど、実際のところどうなのかはわかりませんが。
共感覚について調べてると、絶対音感という言葉を目にすることがあります。
共感覚持ちに絶対音感の人が多い傾向なのか、絶対音感持ちに共感覚が多いのか、そんなイメージがあったのですが、相関はまだわかってないようです。
そういえば、わたしの母親が絶対音感がある感じでした。あと数学が得意という特徴もありました。音楽は数学言語だからかもしれません。
それってわたしには、さっぱり遺伝してないんですけど、弟にはしっかり遺伝してます。
弟が小学生のとき、担任の先生が家庭訪問にきたとき、弟の音楽の才能にすっかり驚かされたと言ってたのを覚えてます。
わたしにはないものなので、わたしもびっくりさせられてきましたが。
また、弟の子どもにも遺伝していて、やっぱり音楽と数学が得意な子に育ってます。
絶対音感の定義がちょっとわからないので、〝絶対音感くさい〟としておきます。
そういうのを持ってると、本人はそれが当たり前だと思ってたりするので、その辺面倒くさかったりもしました。
ビートルズを聴き始めた10代のころ、いくつかのレコードから気に入った曲だけをカセットテープに録音してたら、それ全部ジョンのだとレコードの持ち主に言われたことがありました。
わたしは、水色に見えてる曲が心地よいと感じる感覚が昔はありました。
今はもうないんですけど、当時はそういう曲ばかり漁るようなところがあり、それで選んだ結果でした。
共感覚のひとつに色聴というものがありまして、
ほんのかすかに遺伝してるのかもしれません。
音に色がついてるように見える。
色聴も様々だと思いますが、統計的には、例えばC(ド)なら白という感じで、曲そのものに色がついて見えるというのは、あんまりないかも……。
そも、わたしの母親が、絶対音感を持ってたとしても、共感覚まで持ってたとは限りませんし、単に、ビートルズの『Rain』という曲のタイトルのイメージに引っぱられて水色というイメージを持ったのかもしれません。でも『Strawberry Fields Forever』は別に赤くないけど……。
寝てる間に見る夢でも、わたしの場合、昔は水色のところばかりがやけに印象に残ることが多かったです。なんなのでしょうね。
好きな色は紺色なんですけどね。
おかしいと思われそうだから、殆ど人に話しませんでしたけど。
まあ、充分おかしいヤツですね。
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