わたしのすきなゲイ・ムービー(2400文字)
少し紹介してみます。
2023.10.30
折角だから、YouTuberの好事家ジュネさんが取り上げそうなもので、まだ紹介してないと思うものでも。
ちょっと今の時代だと低予算でマイナーだったりして、視聴困難なものもありますが、そこはお許しください。
『蜘蛛女のキス』(85年)
原作は恥ずかしながら読んでないんだけど、リアルタイムじゃなくて、VHSで殆ど予備知識なく観たせいか、ラテンアメリカ映画じゃなくて詐欺っ!と思った記憶あるw
まぁ、それなりに。
ゲイ映画としても文芸映画としてもかなりの良作を撮るスティーブン・フリアーズ監督の、『プリックアップ』(87年)も良かった。
その映画でゲイリー・オールドマン知ったんだったかな?
それよりお勧めなのは、もう随分長く観てないけど『マイビューティフルランドレット』(85年)でしょう。
主演がダニエル・デイルイスで、そのゲイの恋人役のパキスタンの子も結構イイ感じだった記憶がある。
繊細でかなり丁寧に作られた映画という印象。
その映画の脚本をやってたハニフ・クレイシが監督したゲイ映画ではないんだけど『ロンドンキルズミー』(91年)もなかなか面白かったのでついでに。
同じくイギリスの真面目なゲイ勢だと、後はデレク・ジャーマンの映画くらいか。
ジェイムズ・アイヴォリーは、私『日の名残り』(93年)くらいしか観たことないんだけど、割と良かったです。
あんまりその辺は詳しくなくて、『アナザーカントリー』(84年)も観たことなくて、長いことジェイムズ・アイヴォリーの映画だと思い込んでたw
私、ただ食わず嫌いしてただけかも。
(あ、『日の名残り』はゲイとかじゃないけど、乙女要素もあり)
『アナザーカントリー』に、ルパート・エヴェレットっていう美形俳優出てました(私、その映画は観てないのに、写真集は持ってた記憶ある。まだ捨ててなかったような?)
美形過ぎて、美形役しか出来ないようなw
ルパート・エヴェレットが出てる映画だとね、私的には『グルメアカデミー』(89年)が良かったな。リアルタイムで劇場で観た。また観たい。
ガルシア・マルケス原作の『予告された殺人の記録』(87年)なんかもある。けど、この辺はゲイ映画とは関係ないです。失礼。
で、デレク・ジャーマンです。
デレク・ジャーマンは、現代美術家でもあって、昔、美術手帖なんかでも特集されたこともありました。あと、庭師?
低予算だけど、すごい映像美。めっちゃ耽美。
ゲイ映画だと『エドワードⅡ《セカンド》』(91年)がすき。
シェイクスピアと同時代の劇作家のクリストファー・マーロウの原作。
メル・ギブソンの突っ込みどころ満載の『ブレイブハート』観た後、史劇として口直しに観るのもオツです。
デレク・ジャーマンはゲイなんですけど、女性もすごく美しく撮ります。
ロバート・フリップ(キングクリムゾンのリーダー兼ギタリスト)の嫁のトーヤがすごく可愛らしかった『テンペスト』(79年)もお気に入り。
こっちはシェイクスピアです。もう他のテンペストは観れない。
余談だけど、グリーナウェイのテンペスト、『プロスペローの本』(91年)渋谷で観てたら、蛭子能収夫妻も観に来てた思い出。
また、グリーナウェイの映画でマイケル・ナイマンの音楽を知りました。
デレク・ジャーマンは、ストーリーがない映画も多いので、その辺は観易いです。
『カラヴァッジオ』(86年)観たかったんだけど、観る機会がなく、現在に至ってます……。
YouTubeにデレク・ジャーマンが手掛けたミュージックビデオが幾つか上がってるので、たまに観てます。
サントラまでツボです。コイルってバンドがやってるものが良いです!
サイモン・ターナーもサントラやってますが、才能を良くぞ見出してくれた!
そこも評価ポイント。座布団1000枚くらいあげたい。
(コイルの音源はプレミア付いてしまってますが、サイモン・ターナーの方は100円で買ったことある……)
ちょっと音楽の話だけど、サイモン・ターナーは美形の割にクッソマイナーで、YouTubeにはあんまり動いて歌ってるのは上がってないです。1本くらいかな。
キングオブルクセンブルグ名義でやってる音楽が、めっちゃすきです。
全然売れなかったんだけど……。
あと『インタビューウィズヴァンパイア』(94年)のニール・ジョーダン監督作品なんかも書いておくか。
トランスジェンダーとアイルランドのIRAのテロ問題を扱った『プルートで朝食を』(05年)なんかも。
トランスジェンダーだと言ってしまうとネタバレになる映画もあって、書けませんw
割と乙女な監督さんですよね。
〜番外編〜
ゲイなマンガもほんの少し触れておこう。
言わずもがな手塚治虫の『MW』。中学生という多感な時期に読んだから、衝撃半端なかったです。エロいですw 映画は知らん。なんでいちいち実写にしたがるのか?
ひぐちアサのデビュー作の読み切り『ゆくところ』は、所謂ボーイズラブとは違いますね。
なかなか読み応えあって、リアルタイムで読んだ時はグッときました。すごい新人デビューしたなと思いました。
詳細は検索したら出てきます。
中村明日美子の割と初期の頃の『Jの総て』全3巻。トランスジェンダーの男の子の話で、ニューヨークが舞台になってるところが、萩尾望都とかそういったレジェンドとは、また違った捻りがありますね。兎に角、絵が美しい。
どちらかというと女性向き。
中村明日美子だと、また初期のころのものだけど『ばら色の頬のころ』なんかも、引っ張り出して読み返したい。
その辺、ブックオフで1冊80円で売ってそう。
中村明日美子だと、耽美系かな。割と何でもバリバリ描くタイプ。ギャグ描いても面白い。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます