エロマンガ道とは 後編

 2000年代の初めくらいかな。その少し前くらい?

 ちょいちょい、快楽天読んでるという女性が居た。

 村田蓮爾が表紙描いてた時代があって、女性でも買い易いって言ってた。

 まだTL(ティーンズラブという女性向けエロ)が無かったんだよね。それもあったと思う。まだBLって言葉も無かった。


 私、当時一時的に、エロ同人サークルに居て、なんか変だなと思ってた。


 というのは、そのサークルのメンツって、皆んな女性だった。

 それもTLが無かったからだと思う。そんなサークルあったというのは。

 そこでは、マンガは描いてなかったけど、アウェイにならないようなイラスト描いてたな。

 なんか、変だなと違和感を感じつつ……w



 そのちょい後くらいから、ちょろっとネット小説も書き出した。

 最初は『ペルソナ2罪』の二次創作。

 したら、女性の方からしか感想が来なかった……。

 私、腐女子と思われてたとか?


 なので、私『ガンダムW』のBL同人誌にハマってた時期があったりしたこともあり、女性しか読んでくれないんだったらと、女神転生系のBL小説も書いてたね。懐かしい。


 そんな背景があったせいでしょうか。

 元々、あんまり男性には興味ないような耽美系が好きだというのもあったもするし。


 Pixivに投下してるエロ小説は流石に女性は読まんだろと思ってたら、そんなこともなくて、読みに来てる人のうち、0・5割くらいは女性です。

 かなり男性向けに寄せてるんだけどな。

 昔と違って、本当にエロとして書いてるし。

 何を求めてるのか、よくわかんないんですよね。まぁエッチな気分に浸りたいとしか考えようがないけど。


 やっぱり、どこかしら男性が書くようなエロ小説と違ってたりするのか? と考えたり。

 確かに、女の子主人公の一人称もの多いとか。

 おねショタもので、ショタを書くからなのか、女の子のオナニーだけのネタとか。


 ラブ度高くすれば、女性にもウケるのかなと思いますが、

 でも、女性読者をターゲットにするつもりはないんですよね。

 よりマイノリティなものなっちゃうでしょ。

 やっぱり男性読者の数の方が圧倒的だし。

 その中に、セクシャルマイノリティ? と思う感じの方も居たりするけど。


 エロマンガのプロットを、小説のテイに書き直してPixivに投下してたのは、そもどんな傾向のものを書いたら良いのかな? というリサーチみたいなものだったので、フォローして頂いた方々には申し訳ないんだけど、もう多分エロ小説は書かないかな。


(まぁ、よくも、んなドエロいこと思い付くもんだと、ほとほとめげてしまってるような感じですけどね。とても敵いませんわ……)



 まぁ、私自身、ゴリゴリに男性向けというのも、ちと苦手だったりはするし(そこまでは描けません)、少し外したヘンなエロマンガにしたり、

 まぁ、その辺なんとかバランス考えながらやって行こうかと思います。


 エロマンガって、女の子可愛くて、エロければ良いわけで、個性とか求められてないから、その辺は気楽だけど、やっぱりマンガという形式になってしまうと、コマ割りとカメラアングルは難しくて、めちゃ悩みつつそんなネームと格闘してる今日、この頃。

(マンガ制作も、仕事の合間にどうにかこうにかという感じなので、いつ完成するのか……)



 5000文字のエロ小説だったら、それをコミカライズすると、まぁかなり端折ったりして40ページほどになるというのがわかったのもメリットだった。


 もっと詳しく言うと、1ページ辺りの平均コマ数、5・5〜6コマくらいですね。

 平均7コマで描いてみた経験もあるけど、やっぱりすし詰めになるかな。絵が弱くなる印象。

 セオリーはあっても正解はないんで、ナウシカの原作読んで、あの特殊なコマ割りを勉強してみるのもいいかも。

 演出の超絶達人パヤオにしか出来ない芸風かもしれんけど。


 商用の場合、40ページだと多いので、前編後編ものにしないとだったり、なかなか大変。

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