黒歴史発掘 わたしの恥ずかしいポエム

 趣味でほんの少しだけど、ロックバンドやってたことがあって、その頃、書いてた歌詞が出てきまた。


 私は、ロックというものはかっこいいものとは何か違うと思ってきた。

 やっぱりダメなやつが辿り着く最終手段のように感じていた。

 そういった認識でしょうか。


 私にとっては、ロックとはかっこ悪いものでなければならなかった。


 パンクの後の、78年〜83年辺りをニューウェーブ期とするなら、私はその後くらいの年代なので、そんな認識になってしまうのかもしれない。

(80年代後半はどうしょうもない時代だったので、出来れば察して欲しい)


 例えば、DEVOなんかもリアルタイムじゃなくて、少し遅れて80年代後半になってから、聴いたんだけど、初見が海賊版のVHSの動画だった。


 それを観て、かっこいいことと真逆のことをやってるんだけど初見でかっこいい! と思ってしまった。


 うん、上手く伝わりそうにない。

 もう良いや。前置きは、置いておこう。


 *


 まず高校の頃のもの。

 パンク調の曲で、弾き語りで絶叫してました。まだバンドする前です。

 元ネタ、直ぐ判りますよね。某殺人事件です。

 厨二脳内の私が、厨二をモチーフにするってどうなの?



『30人と1人コロス』


エリート道歩むぼく なんだかビョーキだったけど

姉さん嫁いでゆく クラダラナイ奴の下へ


ちっぽけな村で地図になく 噂に聞いたスウェーデンのよう

夜は他にすることもナシ みんな這うケモノになるの夜


 村のハズレに 6人の小人

 誰も見ぬフリ 6人のハズレ

 月光照らす 山奥廃屋

 隠しても無駄だ 小人は見ている


ウツロ国じゃぼくが王様 ぼくを軸に世界よ廻れ

ウツロ国じゃぼくが王様 這いつくばり媚び続けろ


de Gas! de Gas! de Gas! de Gas!



電気も通ってなく手探りで 暗がりの奥まさぐった

気付かずのケモノ 姉さんとFUCKしていた


ビョーキますます悪化して 酷くなるにつれ独りきり 

独りきり歩いた世 ノケモノ道の夜


 村のハズレに 7人の小人

 誰の子供か 7人のアタリ

 村をウツロに 変えることわり

 みんな殺そう 猟銃抱えて


30人殺したけれど まだ1人残っているぞ

30人殺したけれど ぼくが残っていたよ


de Gas! de Gas! de Gas! de Gas!



 *


 次いで18〜20歳の時にやってた、ネオGSっぽいバンドやってた時のもの。基本は、ネオGSなんけど、割と何でもありで、ネオアコ調の曲を想定しつつ、意図的にネオアコから外した感じにしました。

 渋谷系が、嫌だったので。笑

 割と90年代のどうしょうもなかった、そんな時代の空気感詰まってるかな。



『眠るアクエリアス』


水瓶のセイレーン 灼熱の夏

 甘い香りが死を招き


溺れたマーメイド まどろみの中

 腐爛始まり


反転スプートニク、袋小路

ラジオで終末待ちながら



群れる爬虫類 灼熱の夏

 降り注ぐガンマ線


溺れたマーメイド 祈りも忘れ

 分解される


ジランドールで紙幣を燃やす

輪に吊られた女の側で


晴れやかなランドスケープ 長い午後

放たれるマインドスケープ れる指先



眠るアクエリアス 廻る水瓶

 世界は黙って


沈むマーメイド 夢見たのは

 巡行ミサイルの


電話帳で犬を燃やし

食らう男の蒼い吐息


晴れやかなランドスケープ 終わりなく

放たれるマインドスケープ 戯れる指先

晴れやかなランドスケープ 長い午後

晴れやかなマインドスケープ 戯れる指先

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