コスプレイヤーの思い出 (ゲーム系)

 過去、少しコスプレをやってた時期がある。


 ネットには未だ、私のそんな写真が上がったままになってるところもある。

 コスプレイヤーはデジタルタトゥーと化してしまうことを覚悟しておかねばならないのかもしれない。


 そんなこともあって、何のコスプレをやったのかはハッキリとは書けない。


 ゲームのペルソナシリーズとまでは言っても良いだろう。


(と言いつつ、近況ノートに写真貼ってしまいましたーー!! 何のコスプレなのかは近況ノートだけのお話ということで!)

https://kakuyomu.jp/users/velvet357/news/16817330657615159650


 ペルソナシリーズは、ナンバリング3作目からキャラクターデザインが金子一馬から副島成記に交代してしまうのだが、一馬時代のものは特にコスプレイヤー泣かせかもしれない。


 学生服着てるキャラならまだ、コスプレ衣装を販売してる店で売られてたりする。


 プレステ4買うくらいの金額で出来そうだ。

 あまりお金を掛けず、手作りで作ってしまう人も少なくない。


 一馬デザインは、制服着てないキャラになると、全身デザイナーズでゴリゴリになってたりするのだった。

 一馬が服マニアな件……。


 例えば、ペルソナ2の周防克哉の掛けてるグラサンなら、アラン・ミクリで、芹沢うららの腕時計は、高級なものではないけど、ヴィヴィアン・ウエストウッドといった具合(私の見立てなので、間違ってるかもだけど)


 小物だけでもそんな具合だ。


 完璧にしようとすると、とんでもないことになる。


 周防克哉の初期装備の銃だが、刑事という設定なのでヘボいニューナンブだ。

 もひとつ需要が無かったりしたのか、モデルガン見に行ったら高かった記憶がある。


 まぁ、武器関係はコミケには持ち込めないのだが(ワンダーフェスティバルや地方はオッケーだったりする)


 デザイナーズだとかをあんまり完璧にしても、気がつく人は少ないだろう。

 その辺は適当で良いと思う。要はそれっぽければ。

 むしろ、手作りの方が好感が持てる。



 真・女神転生シリーズの派生、デビルサマナー1作目の葛葉キョウジの初期装備は、ジャンポール・ゴルチエのスーツで、相方のレイホゥの初期装備は、アニエス・ベーのスーツだった。


 レイホゥと同じスーツ、めっちゃ欲しかったが、気が付いた頃にはもう売ってなかった思い出。


 めっちゃハイブランドではない。

 20万も30万もしないが、ゴルチエのスーツだと10万くらいはかかりそうだ(現在、もっと高いかも?)


 ゴシック&ロリータの時代だったので、どちらも買いたいと頭を悩ませてた人は、割と居たのではないかと思う。


 最も高いゴシック系は、アリスアウアアだった。

 コートで10万ほどだった。

 それでもヴィヴィアンの半額くらいじゃんと思って、私は金銭感覚が盛大に狂ってしまうことになったりした。



 私はミシンを持ってたけど、カスタムするくらいにしか使ってなかった。


 面倒だったのもあるし、結局、1人のキャラをコスプレするのに15万くらいはかけた。

 完全再現とはいかず、所々、それっぽければ良いかと妥協もした。


 それでも、男性のレイヤーが少なかったせいもあるだろうし、イケメンキャラというのもあって、それなりにモテモテだった。

(モテたいとか、そんな下心が無かった点も大きかったように思う。純粋に好きなキャラだったので、コスプレしてみたかったというだけだった) 


 私としては、オールジャンルも色んなレイヤーが見れるので楽しかったけど、オンリーイベントの方が楽しかった。


 見ず知らずのレイヤーと写真撮り合ってるうち、そのまま何人かと友だちにもなったりした。


 当時は一応、簡単なHPも用意してて、そうしたところでも交流したりしていた。

 

 ある時、そこに見ず知らずの方の書き込みがあった。


『先日のオンリーイベントで、写真撮らせて頂きたかったけど、緊張してお声掛けられませんでした……』


 ちょ、気軽に声掛けてくれても……!

 と、当時は思ったが、それがしたくても出来ないという方もいたりするのだ。


 会場では、割とフレンドリーに「こういうポーズでお願いします」とか、いきなり馴れ馴れしく声掛けられることも多く、それが、もう当時の私には当たり前のようになってしまっていた。



 知り合ったら、実は風俗嬢だったという子が2人居た。


 1人は、1度はうちに泊めたことがあったが、2回目に泊めてと連絡が来た時から、連絡していない。

 端的に云うと、性格に難があり面倒臭い子でしかなかった。


 もう1人の子の方がさっぱりとした性格で、好感持てる感じだった。


 風俗嬢の子の話すると長くなりそうなので、今回は置いておく。


 コスプレはあと、その好感持てる方の風俗嬢のリクエストで、ナルトのなんとかってキャラやって欲しいと言われたが、そもナルトを読んでなかった。


 別の人には、『ジャングルはいつもハレのちグゥ』の保健医をやって欲しいと言われた。


「ピッタリキャラも被ってるから、絶対似合うよ」


 そこまで言われると、どんなキャラだか気になって、原作を読んでみた。


 私は、怒ったね……。

 めっちゃ女ったらしのエロ医者じゃないか!! 人のことなんだと思ってるんだよ!



 ……でも、やってみた。

 丁度、銀のウィッグも持ってたし、白衣買うだけだったので。


 結果は需要が無かった。

 ただ、知り合いの女の子たちからは、写真クレクレと言われたので、それで少し報われた。



 でも、コスプレって基本、若い時にしか出来ない。

 おっさんになって、おっさんキャラとかするのも良いかと思うけど、バイタリティ的な問題?


 あくまで私としてはだけど、今ひとつ不毛なものも感じていた。

 同人誌作って販売してる人たちの方が立派に見え、それっきりになってしまった。


 私的には、同人誌を販売する側の方にまわりたいと思った。


 たったそれだけのコスプレ歴だけど、思い出話は本当に尽きない。

 色んなことがありました。



 でも、オンラインゲームって、ゲーム内でコスプレをするという楽しみ方もあり、私はオンゲはドラクエ10くらいしか遊んだことが無いんだけど、そっちではしてます。


 レパートリーを書いてゆくと……。


 最初、映画『キックアス』のヒットガールをしようと思ったが、知ってる人が居なかった……。


 誰でも知ってるキャラをと思い、プラグスーツの綾波レイちゃんから始まった(黒いプラグスーツの方もしました)


 フレンドがペルソナ5の主人公や芳澤かすみ、ペルソナ4のりせちーをやったので、それに合わせて、私は5の双子のカロリーヌ、3のアイギスをした。


 真・女神転生シリーズの妖精ピクシーとティターニアもした(お披露目はしてないけど、鬼女ヤクシニーも出来ます。2作目の妖精アヌーンなんかもしてみたいけど、判る人居なさげ)


 パー子、バーマン3号もしてみたけど、それは誰にも分かってもらえなかった……。


 いちおドラクエのキャラもやっておくかと、幼少期のビアンカ、ドラクエ10の天地雷鳴士のヨイちゃんも。


 ヨイちゃんは、本物と区別つかないくらいになってしまい、本物の側で立ってたりすると、他のプレイヤーを一瞬混乱させてしまい、はた迷惑になりそう。



 ゲーム内でもプレイヤーが主催したコスプレイベントなんかもあって、参加してみるとかなり楽しかった。


 リアルでコスプレ歴あるだけに、ものすごい思い出ポロポロになったりした。


 ゲーム内だと、手軽さや、年齢・性別を越えたコスプレが出来てしまうのは良いところだと思います。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る