時代を越えて若者に愛されるマニアックな音楽とマンガ(指標)

 アングラサブカルみのあるものという枠内で、その傾向を探るメモ。何らかのヒントがあるかも。


 何で私の時代のものが、今の若者に!? と驚いたものものを。


 私の主観です。ここに書いたもの以外にもありましたら教えてください。


 

 ダークだったり、耽美っぽかったり、病んでるものが多い傾向か。

 厨二拗らせた感のあるものといった感じ?


 ヴィレッジヴァンガードが扱いに力入れるからかもしれない。


 小説家だと、嶽本野ばらもこの辺、好きな人に読まれてそう、な……。いや、わからん。



・平沢進

 元々メジャーだったり低迷もしたけど、『ベルセルク』のアニメの音楽やったのが更なるヒットのキッカケか。


・筋肉少女帯

 大槻ケンヂが大槻モヨコと名乗って頃から知ったけど、80代後半というどうしょうもない時代にあって解毒剤のように必要とされていたのだろう。そこからヒット。 

 バンドブームの波と、オーケンがテレビによく出てたというのもあるだろう。

 ライブ行ったら、本当に老若男女居る。


・人間椅子

 私はあんまり詳しくないのだが、私と話の合う感じの子で聴いてるという人がたまに居る。

 メタル自体に詳しくないんだけど、もはやメタルの重鎮?


・たま

 私は初見がアングラ演劇だったのに、そこから紅白に出場という快挙!

 そこまで行ってしまったんで、必然と知名度はあるのだろう。


・戸川純

 近年もライブに行ったが、もの凄い盛況っぷり。80年代から変化ない!

 平沢進ともコラボしてるし、ライブでも平沢進の『金星』カバー演ってるので、ファンは被ってたりもする。


・電気グルーヴ(前身バンドの人生含む)

 ナゴムレコードのバンドの中でも最も出世頭か。

 好きな人は、熱心に前身バンドまで聴いてる。王選手知ってたり w


・アリプロジェクト

 やっぱりアニソンやると強いという代表かも。 

 私、1stがリアルタイムw 蟻プロジェクトの頃。

 1stは細野晴臣も評価してた。

 ドラマのエコエコアザラクの音楽やってて、地道に活動続けるなぁと思ってた。そして成功。


・ボ・ガンボス

 たまに若い人で好きって言ってる人が居る。

 このラインナップだと、異色になってしまう。ローザ・ルクセンブルグが脱ニューウェーブ化した。



 あと、上野洋子好きな若い子も居たなぁ。



 洋楽だと、ザ・スミスとかかな。でも、フツーに成功したバンドか。

 風俗嬢でスキニーパピー聴いてた子が居てびっくりした。

 23スキドゥは、ちょっと事情が違うか。海外の若いミュージャンらにDJのネタになるので掘り起こされたっぽい。


 あ、あと、リサ・ジェラルドだ。

 若い子が聴いてるのかはわからんけど。

 インディーズの歌姫。4ADのデッドカンダンスに在籍(アリスアウアアの店内で流れいた。別のゴスロリ系の店では、同じく4ADのコクトーツインズが流れていた記憶がある)


 ミニシアター系の映画でDVDにすらなってないのに出演、ヌード、音楽もやってて、ジスモータルコイルの方がリドリースコットの映画に使われてたと思ったら、NHK大河ドラマの龍馬伝のオープニングやっててびっくりした。



【マンガ編】


 つげ義春はサブカルではなく、メインカルチャーなので、置いておきます。


・丸尾末広

 レジェンドなので、説明も要らないだろう。

 如何に作風を変えず、読まれるにはどうすべきかということを考え抜いたんじゃないかな。


・ねこぢる

 最も入り易い鬼畜系だろう。単純にキャラクターとしても可愛いし、グッズなどにもなり易さがある。

 まさに可愛いは正義なのだろうか。

 次第にガロ以外の一般誌でも見かけること多くなった。

 山野一も入るかな。


・山田花子(マンガ家)

 根強いカリスマ性がある。

 私はヤンマガに連載を持ってた頃に知って、最初の単行本を買った。

 当初、山田花子はいじめにおいて加害者側だと思い込んでいた。インタビューでそのようなことを言ってたので。

 統合失調症と違う感じもする。


(過去、大槻ケンヂが軽く批判したことがあり、オーケンは山田花子のファンに叩かれたなんてこともあった。のちにオーケン反省するの巻。そんで、『のの子の復讐ジグジグ』を書いたという経緯がありました)



・ライチ光クラブ(古屋兎丸版)

 ホント、びっくりするよ。

 小学6年の女の子でハマってる子が居たといった次元。

 アングラサブカル、ガロ系に興味ないようなファンも居たり、BLとしても読めるのかな。

 勿論、フツーに男性でも面白く読めるし、入り易さもある。


・大越孝太郎

『マルサイ』が一番良く読まれてるかな。ただ、単行本殆どプレ値になってるので入手が厳しい。特に『天国に結ぶ戀』とか。その辺になると、人間椅子のファンでもあったりもする。


 このラインナップだと、華倫変や、鬼頭莫宏のマンガが好きという若い子も多い。



【惜しい!編】


・ソフトバレエ

 日本でEBM(身体電子音楽)をやってるのって、ソフトバレエだけなので、無双状態。

 若い人でもハマると思うけど。

 そのあと、アーバンダンス聴こう!


・ゼルダ(ガールズロックバンド。ギネスブックの方)

 特に白井良明プロデュースの2nd『カルナヴァル』、3rd『空色帽子の日』が良い。

 黒色すみれが、1曲カバーしてるので、戸川純ちゃんくらいは人気出てもおかしくないと思うんだけど。

 4thも悪くないけど、それ以降音楽性も変わってしまってるのがネックか。



 いやあ、逆に若い子に私の方がオススメされてしまうなんてこともある!


 高校生の男の子に、つりたくにこのマンガお勧めされてびびったよ!

 どんな早熟だよ! 熱心に勉強してるんだろうな。

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