少し平沢進のことでも
まず私は正しいファンではないということをお断りしておく。
少し、釣りになってしまう。
90年代にPモデルと平沢進ソロのライブ、それぞれ1回行った程度しかない。
Pモは、1st〜『ビッグボディ』、ソロは1st〜『救済の技法』までしか聴いてない(途中抜けてるものもある)
あとは知らない。
特に聴こうとも思わない。……と云いつつも、もしかしたら聴くかもしれないので断言は出来ないけど。
でもそれだけで、もうお腹いっぱいになってしまった感じか。
ドラクエで例えるとナンバリング、1〜11まで全部きっちりクリアして、もうお腹いっぱいだから、多分12が出ても遊ばないだろうな。という感じに似てるかな。
(10はオンラインゲームなので、クリアの概念はないが、エンドコンテンツのボス一通り倒してるということで許して欲しい。バラシュナまで)
あと、ネットの時代になってから、アスペルガーの平沢ファンに粘着されるなど、嫌なことも少しあったというのもある。
けど、今まで聴いてきた平Pモは、たまに聴く。
ソロ一発目の『時空の水』が出た辺りからハマって、後追いで、その時点でリリースされていたPモを一通り集めたという、にわかだ。
テクノポップは割と好きだったのだが、日本のテクノはたまたま通らなかったというのもある。
中古レコード店で、割と見かけ、買ってみようかな? と悩んだりしたが、結局スルーしてしまっていた。
プラスチックスもヒカシューも同じような感じで聴いてない。聴いたらハマるかもしれないけど。
今のようにネットがある時代じゃないので、試聴出来なかった。
レンタルレコード店という手もあるが、私の利用していた店では何故か見かけなかった。チェリーレッドのコンピとか海外のインディーズものなど意外なものがあったりもしたが。
YMOのレコードも3枚くらいしか持ってないんじゃないかな。YMOも割と聴いてたようで、もひとつ思い入れがない。
坂本龍一は『neo geo』をよく聴いてた。イギー・ポップのボーカル曲が特にお気に入りだ。
細野晴臣もなんやかんやと聴いた。
高橋幸宏は、鈴木慶一とのユニットのビートニクスをよく聴いてた。
(鈴木慶一は、ゲームのMOTHERの音楽やってた人だと書いた方が通りが良い?)
国内だとポストYMO、アーバンダンスやラジカルTVくらいの世代か。
空手バカボンでゲラゲラ笑ったクチで、電気グルーヴの前身バンドの人生のライブに行った時がまだ高校生だった。
生まれて初めて買ったCDはEXPOの『エキスポの万国大戦略』だった気がする。
私は、どちらかと云うとその鈴木慶一の居るムーンライダーズのファンなのかな(ホントはもっとコアな東京人バンドのファンだが、書いてもしょうがねえだろうから書かない。判る人は察しがつくだろうし)
私的には、DEVOやバグルスなど海外勢の方が親しみやすかったのかもしれない。
その後、直ぐテクノポップから、ノイズ・インダストリアルや、ポップグループのマーク・スチュワートのようなコールド・ファンク? 不穏な感じのダークなファンクとでも云えば良いのかな。そういうのを好むようになっていた。
XTCなんかもニューウェーブ好きなら、どハマりはするよね。
タイムリープ出来るとしたら、行きたいライブのひとつに、Pモが前座をしたXTCの日本来日公演もある。
XTCも好きと言ってもこれまた『スカイラーキング』までだけど。色々時が止まっちゃってますが……。(その後に出たアルバムで当時、肩透かしな印象があったので)
私は、プロレスファンでもあったので、平沢進の「プロレス好きじゃないから手を抜いた」発言にも複雑な気持ちになった(そのインタビューが載ってる雑誌まだ持ってます。もしかしたら、その記事を担当したライターが勝手に改変したのかもしれないから、あながち鵜呑みにも出来ないけど)
平沢進に関しては、『三界の人体地図』のVHSも持っていた(新宿紀伊國屋でフツーに売ってた)欲しいって人にあげちゃったりして、もう手元にはほぼ音源が残っていない状態なのだった。
押入れの奥底に、最初のアニメのサントラ? OVA『デイトネイターオーガン』、マンドレイクや旬の音源残ってそうだけど、もう全部復刻してるんでしょ? もしくはYouTubeにも上がってそうだし、レアじゃなくなったよね?
平沢進のもので手放して、後悔してるような特に好きなのは、やっぱり凍結前のPモになってしまう。
特に『カルカドル』
次いで、『アナザーゲーム』や『パースペクティブ』といった暗く不穏なもの。『のこりギリギリ』が凄く好き(プノンペンモデルがカバーしてたけどライブだけかな? CD全部持ってると思うけど収録されてない)
初期のテクノにパンクっぽさをミックスした感じも良かったりする。
またソロ感のある『スキューバ』も名盤だろう。
確かにハズレがないと思う。
『カルカドル』は、その頃に在籍していた横川理彦と平沢進の個性のぶつかり具合が良い。
例えるなら、ヴェルヴェットアンダーグラウンドにおけるルー・リードとジョン・ケイルみたいな?
キングクリムゾンにおける、ロバート・フリップとビル・ブラッフォードとの相性の良さのような?(ヴェルヴェッツはともかく、褒め過ぎ? w 思い出補正が入っちゃてると思って) どっちとも言い難いけど、独特の異化効果を生み出している。
横川理彦に関しては、あまり語ってる人も居ないので少し触れたい。
多少、裏話も知ってる。
私がゲーム会社で働いてた時代、音楽担当だった同僚の人が横川理彦の音楽学校の生徒だったりした。当時、よく音楽談義にCDの貸し借りをしたものだ。
平沢進のステージは2回しか観たことがないと書いたが、横川理彦をステージで観たのは、もう数え切れない? わからんくらい観てる。
(アフターディナーと4-Dは殆ど知らなくてごめんなさい。平沢ファンて4-Dは聴くよね? 町田町蔵(町田康)ともやってたような? 音源持ってたけど、引越しのどさくさで失くしちゃった)
印象的だったステージだと、メトロファルス(『それでも町は廻ってる』のアニメの挿入歌やってたと書けば良い?)というバンドに一時期在籍していたが、そのメトロファルスや、戸川純ちゃんのライブ、ヒルビリーバップス、昭和の『うる星やつら』のエンディング曲(あまり観てなかったので、よく知りません。ヴァージョンVS)などでキーボーディストをしていた、ライオンメリィと〝たま〟の石川浩司のユニットのライブが凄い良かった。
(割礼と一緒に演ったのもびっくりしたけど)
なかなかのミラクルな組み合わせのユニットだろう。
(〝たま〟も、イカ天の前に4曲入り7インチ出してて、それがかなりお気に入りだったけど、売れた途端聴かなくなってごめんなさい)
横川理彦はMCも面白いし、ライブ後、気さくに話し掛けられるなんてこともあった。
最後にひとつ、平沢進の熱心なファンじゃないと知らなそうなネタでも書いておく(私、熱心なファンじゃないけど)
てか、兎に角、現在の平沢進の活動について、全く知らんので、ひょっとして割と知られてたら失礼!
『カルカドル』が良かったからといって、横川理彦のソロアルバムまで、そうそう聴かないと思ってのことだ。
(殆どの人は、キャバレー・ヴォルテールどころか、XTCすら知らないと平沢進がツイッターで呟いてた。私は逆に、4-D mode 1+平沢進を知らないので、機会があれば聴いてみようかと思う)
最初の横川理彦のソロアルバム『two of us』に、平沢進とのコラボ曲入ってます(全、横川理彦が関わった様々なミュージシャンとのコラボ曲で構成されている)
もっとも、平沢進は作詞もやってるのだが、語りだけとなる。
Spotifyでも聴けるので、良かったらどうぞということで(横川タダヒコ名義だったかも)
『トラックラグーン』という曲です。
YouTube検索してみたら、そっちもあったけど、違法アップロード?
平沢進は歌詞も魅力なので良いんじゃないかと。
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