嬢のひとりエッチに付き合った その2 (この先、一時非公開にしておきます)
カナデとは、なんせ、文学やアート、映画、オルタナ系のロックと多岐に渡り、かなりシュミが合った。サブカルアングラおっさんみたいだったw
めちゃくちゃ話が弾んだ。
「SF小説で面白いのある?」
とある時、聞いてきた。
「えええっ!? そっちまで守備範囲?」
「あんまり読んだことなかったから、ちょっと気になっとって」
じゃあ……フィリップ・K・ディック行っておこうか。
カナデなら、いきなり『ヴァリス』の旧訳版でも良いし、『ユービック』辺りが楽しめるかな。あ、『高い城の男』の方が良さげかな?
J・G・バラードなんかも良さげかも……。
鈴木いづみも好きなら、女流作家の方が良いかな? と、ジェイムズ・ティプトリーJr.の短編集『愛はさだめ、さだめは死』を勧めた。
後日、その中の一編の感想を言った。
「『接続された女』すごい、面白かった!」
かなり胸糞なやつですw
「あんな、わたしのお父さんの部屋の本棚に三島由紀夫の『仮面の告白』あって笑ってしまった。うふふ、あははは」
……そんなおかしいかな?
「ダリ(私です)さんて、中学の頃、澁澤龍彥読んでたんやろ? それもちょっとおかしいけど。変態? あははは」
ならば、私の変態体験を話してやろうぞ。
「私ね、中学生の頃、幼馴染のパンツ、盗んだことあったんだけど、その話、笑えるかも……今思うと、パンツ盗んだことってバレバレだったんじゃないかなって気がするのね」
私は続けた。
「でも、特に怒られもせず、何も言われなかったけど。ただね……」
次第に食い付いて来たカナデの反応を見ながら言った。
「お母さんに唐突に、あんたは変態だねって言われた! 澁澤龍彥とか、その辺の本はみんな、エロ本と同じように隠れて読んでて、それはバレてないと思うけど」
「うんうん、それで?」
「あんたって、こういうのが好きなんでしょ?
って、私に一冊の小説をくれたの」
少しキョトンとするカナデ。
「谷崎潤一郎だったの。もうタイトル忘れちゃった。恥ずかしくて読めず覚えてないいいッ!」
カナデは、ゲラゲラと笑っていた。
「お母さんにね、隠してる筈のシュミを見透かされた気がして、すごい恥ずかしかった! あはは」
私より、カナデの方がぶっちゃけ話が白熱して行った。
お互い誰にも話せないような性癖まで曝け出すのだった。
SMクラブ時代の私には理解不能なプレイなどがキョーレツでした……。
カナデの話はメンタルやられそうにはなるけど、なんとか許容範囲。
知的好奇心旺盛なら性的好奇心も旺盛といった感じでした。
カナデとの話が弾むあまり、終電逃してしまい、宴を再開するところはカラオケボックスにすることは殆どなかった。
代わりに、専らラブホだった。
その方がマッタリとくつろげるし、カナデとはホテルに入っても、おかしなことにはならない大丈夫な子と思ってた。
私は何も思わんかったけど、でもカナデにとっては、違ってたのかもしれない。
※ ここから先は、その6までありますが、下ネタの問題で、そのうちもっと抑えるよう
書き直したい。
申し訳ありませんが、それまで非公開にしておきます。
要約すると、わたしがカナデがオナニーしてるところをただ見ていただけという不思議な体験です。
恋人とかには出来ないようなプレイをしたかっただけかと思われます。
更に特殊な拷問のようなプレイに至っては、されたわたしの主観では、本当に拷問でしかありませんでしたが、見方によってはR18になるかもと判断しました。
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