第43話
「なぁ、俺は天界に侵略仕返すから協力者を集めてくれって言ったよな?」
「ああ、我はそう言われたぞ。」
そうだな、俺もそう言った。
「じゃあ、何でその協力者の中に天使がおるんじゃゴラァァァァァ!!!」
「えっ!我はその、奴が協力するって言うから…」
「いや、嘘に決まって…」
「本当の事だ。」
この声は!
「お前は、天使…なのか?」
「私は天使ではなくクインだが…そうだ、私は天界を捨てたのだ。」
天界を捨てた?何で?
「いや、魔界にずっと居たら洗脳が解けてな、私達が崇めていた神は侵略者なのだ。」
「侵略者?」
「ああ、あの忌々しい神は我々を洗脳し侵略するための駒として私達を使っていたのだ。」
「つーか何で洗脳が解けたんだよ。」
「神に長い間会わなかったからだろうな。」
「ふーむ、じゃあもう一回記憶ぶっこ抜くな。」
「え?」
オラァ!
「あがががががが!!」
記憶は…本当に変わってるぅ!?
マジで洗脳されてたのかコイツ…
「大丈夫か?」
「ああ、何とかな…」
「よし、ならコイツも天界に連れて行く、目標は神を殺す事だ、じゃあ、イクゾー!」
「「「「「オオー!!」」」」」
ーーー
「フハハハ!中々やるようだな!だがその程度で神
は殺せんぞ!貴様の準備が出来るまで待ってやる、精々死なないように鍛えるんだな!」
あ、逃げた。
「アイダよ、どうするのだ?奴は準備が出来るまで待つと…」
「いや、どうもしない、アイツらには一生待ってて貰おう。」
何せあの自称神を倒したから天使の洗脳は解けたし
そのおかげで魔界も平和になった。
しかも今回は相手が自信満々に待つって言ってるから一生待たせておけば良いかな…って。
それに、今はそれよりやりたい事があるしな。
ーーー
「よっしゃぁ!スラ太郎、ドラゴン乱獲じゃい!」
ヒャッハー!ドラゴン乱獲じゃい!
そしてこのドラゴン達をテイムするんだ!
「先輩、このスライムさっきまで野生だったのにやけに強くないッスか?」
だってさっきまで普通のスライムだよ?
何かドラゴンを倒せる要素あったか?
まさかぁ…
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