第44話
「よっしゃぁ!スラ太郎、ドラゴン乱獲じゃい!」
ヒャッハー!ドラゴン乱獲じゃい!
そしてこのドラゴン達をテイムするんだ!
「先輩、このスライムさっきまで野生だったのにやけに強くないッスか?」
だってさっきまで普通のスライムだよ?
何かドラゴンを倒せる要素あったか?
まさかぁ…
流石に俺の影響だろ。
…え?そうだよね?
いやだって…
ーーー
「よーし!ドラゴン捕まえるぞー!」
ぷぎゅるるァァァ!!
「うわキモッ!このスライム鳴き声キモッ!」
「先輩、このスライムキモいんでさっさと殺しちまうッス」
「うーん、でもスライムだから、ロマンが…」
「いやいやいや!こいつロマンとかじゃなくてリアリティで戦うタイプのスライムッスよ先輩!」
ぷるぷる
「うわぁ!急にかわいいスライムになるな!」
「先輩このスライムヤバいッス!殺しましょう!」
「でも今はかわいいしテイムしても良いんじゃ…」
「いや、このスライム明らかに先輩に媚び売ってるッス!悪知恵の働くスライムッスよこいつ!」
まさかぁ!
スライムがそんなに賢い訳ないだろ?
ないよね…?
「いや!もう決めた!俺はこいつをテイムする!」
「先輩!?乱心ッスか!?」
そこまで言う!?
ーーー
ってな感じで、普通のスライムだったし…あれ?
茜の言ってた通りこいつ、普通のスライムじゃないんじゃ…
ぷるぷる
…知性のある動きじゃない。
よし、大丈夫だな!
バクゥ!!
え?ドラゴンが減ってる…
スラ太郎が喰ったのか?
いや、まさかな。
え?大丈夫?怖いんだけど…
ぷるぷ…スンッ
うわぁぁぁぁ!
スラ太郎が急に静かになるの怖ァァァ!!
今までぷるぷるしてたよね?
急に止まったのはたまたまだよね…?
大丈夫かこれ?
スラ太郎に知能ないよな…?
ぷるぷる♡
おー!かわいい!
やっぱりスラ太郎はただのスライムだな!
ぷるぅ…(ニタァ…)
いやー、スラ太郎はかわいいな!
後はこのドラゴン軍団を育てるぞー!
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