自由と創作界

自由って言葉、良いよね。


人は大地に足をつけて、生きている。

だからこそ自由という無限の可能性に憧れ、愛し、求める。


それは想像であり、空想であり、確かに息づく。

それが創作界。

いつか自由に羽ばたけるまで。


**


 どちらかというと、俺のイメージでは大海原だけどね。

 俺が創作界を大海原だと感じるのは、作家は船長であり、作品は船に例えられると思うから。


 みんな初めは小さな船に乗り、大海原へ飛び出してゆく。

 批判という大波に揉まれ、時には誹謗中傷という大砲に見舞われることもあるだろう。


 しかしあなたは、一人じゃない。


 その船にはいつしか読者という乗客が乗っている。

 小さかったその船はクルーザーとなり、客が増えれば遊覧船となるだろう。

 豪華客船のように大きくなれば、大砲に見舞われても乗客たちが応戦してくれるかも知れない。


 読者、ファンという存在は、あなたの作品が好きなあなたの味方なのだ。

 目的地(書籍化だったり、賞だったり)にたどり着いたあなたは、いつしかそこで乗客たちと暮らし始めるだろう。

 街が発展し、大きくなれば(有名作家になれば)、大海原で大変な目にあったことも忘れてしまうかもしれない。


 けれども、その体験はあなたを必ず強くする。


 だから、負けないで。諦めないで。


 どんな作家だって、最初は小さな小舟からスタートする。

 大海原はあなたを強くもするけれど、ゴールを諦めさせようとするだろう。

 そんな時は乗客(読者)のことを思い出して。彼らは何よりもあなたの味方であり、この航海が成功することを祈ってる。一緒に歓喜の声をあげる日を夢見ている。


**

 そんな風に、俺には創作界が見えるんだよ。

 だから、誹謗中傷や批判に負けないでね。


 あなたの船はあなたにしか漕ぐことは出来ないのだから。

 その船はこの世にたった一つしかない船なんだよ。

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【作家向け】あなたらしさは最大の武器 crazy’s7 @crazy-s7

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