第17話
それから少し日にちが経ち、テスト当日になった。
僕は割と点数はとれたと思うが2人はどうだったんだろう。
「侑里くん!テストお疲れ様!手ごたえはどうだった?」
「叶音さん、お疲れ様。割と取れてると思うけど、そっちは?」
「私もだいたい取れてると思うなー、伊織くんはどうだったんだろう?」
伊織は赤点常習犯でとらないときのほうが少ない。
「おーい!伊織くん!テストどうだった?」
「おー、ながいっち!今回は意外といけた気がする!でも数学がなあ…。」
「今回も赤点?」
「いや、ギリギリ大丈夫かも!ながいっちのおかげだ~!」
ちょうど僕が数学の問題用紙を持っていたから少し答え合わせをすると大体合っていた。
今回はみんな赤点はなさそうだ。
「今日はじゃあどこに行こうか?」
「はい!私カラオケ行ってみたい!」
「おーいいね!俺も行きたい!侑里は?」
「ああ、僕もいいよ。歌わないけど。」
「よーし伊織くん!意地でも侑里くん歌わせるぞー!!」
「え、ちょっと!?」
僕はあまり音楽も聴かないしカラオケも小さい頃に数えるほどしかない。
軽く腕をひかれながら学校を出てカラオケ店がある駅前まで3人で歩き始めた。
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