第6話 独立計画

「それじゃあ、僕がリーダーになる条件を言ってくれ」


紙上 水面は全員に仮リーダーになることを認められた

しかし、その条件をクリアしなければリーダーにはなれなかった

出来るだけ優しい条件であって欲しいと願う水面であったが、その願いは次の瞬間に裏切られることになる


「条件は......仙台を占拠してくれ」

「仙台!?」


仙台とは今の日本の首都であり、国の中枢機関

そんな格式高い場所なので当然、他県と比べ軍事力は比にならない

国軍の1/3が集中しており文字通り最強

そんな仙台を占拠しろと言っているのだから、その無茶ぶりのほどが分かるだろう

水面をリーダーにするのを躊躇っていることが分かる


「仙台って、全域を?」

「そうだ全域だ。君は仙台を占拠するように組織を率いる。僕たちは君をリーダーにする。納得してくれたか?」


1分間の熟考

後、水面はこう答えた


「分かった、条件を飲む。それじゃあ早速、作戦会議を始めよう」


2035年5月に設立された日本独立軍

約1ヶ月もの間、転落していったが水面の指導の下、ようやく行動を開始する

日本占領から約4か月

独立の足跡は着々と近づいていく

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