第18話 オーク料理
市場で買い物した後、店に戻って、ジャンさんに教えつつ、料理を始める。
今回のメインはオーク肉。焼くのはいつもやっているようので、今回は冷しゃぶ、豚そぼろをつくってみる。
まず、脂身をそいでいく。これは後でそぼろを炒めるときに使う油用として残す。
脂身とった肉を薄く、スライスして、沸かしておいたお湯にくぐらせ、全体が白くなったら、水をはった器にうつす。
本当は氷水がいいが、氷は魔法が使えないと入手するのが難しいので今回は水を入れ替えながらやっていく。
後は水を切って、千切りキャベツにのせて完成。
次に薄く切った肉をこれでもかと包丁でミンチになるまで叩いていく。
ミンチになったら、下味に塩を振っておき、先ほどの脂身をフライパンに溶かし、ミンチをこげないように炒めていき、完成。
ああ、卵があれば、ハンバークがつくれるのにと悔しくなる。
そして、実食
「薄切りした肉はさっぱりしてるな。」
「塩だと味気ないですがね。」
「そぼろはポロポロしてて、不思議な感覚がするよ。」
「チーズとともにパンにのせて焼いてもおいしいよ、シャルちゃん。どちらもシルビアさんに食べやすいと思うよ?」
「おお、それはいいな。さっそく俺がつくって持っていこう。お、そうだ、この料理の礼、どうする?」
「礼ですか・・・。なら冒険者になりたいんですが、指導してくれませんか?」
「え、どこかにいっちゃうの?ここでずっと働いてたいいのに」
「いや、すぐってワケじゃないよ。とにかく外に出てみたいだけ。そのためには自分が強くならないと。」
外にでて、調味料、ハーブ、甘味を探したいんだよね。できれば、驚かせたいし。
「いい心がけだ。暇な時に教えてやろう、後、アインにも協力してもらうか。」
「はい!お願いします!」
ちなみに料理じはシルビアさんに好評だったらしい。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます