人のすなる「サバゲ」なるものを してみんとてすなり
こんにちは&こんばんは。
田舎で不慣れに嫁をやっています小烏と申します。
さて、「サバゲ」ご存じですか?
あ、よくご存知で?
では◆までワープで一気にお進みください。
あ、ご存じない?
「サバイバルゲーム」略して、「サバゲ」。
「サバイバル」というからには無人島でいかに生き残るかという技術を競うものかと思っていたんですよ。
生き残るのは合っていましたが、ちょっと違いました。
レプリカの武器(弾はBB弾)を持ってやる陣取りゲームでした。
◆
さて遡ります事、数年前。
まだこっち(田舎)に来る前の事です。
ある日独立していた息子が車で戻ってまいりましてね。
彼の車の荷台にゴッツイ靴、変なマスク、そしてなにやら黒い大きなバックが!
なんや?これ。
息子よ、ゲートボールでも始めたか?
「なー、これなんなん?
開けるよ。」
「え?ああ、それな。」
息子が説明するまえにチャック開けましたね。
そこには思いがけないモノが
ライフル!?
我が息子!いったい何をしようとしている?
こんな武器を用意して!
と、とりあえず隠しておこうか。
いや違う!
いったいこれはナニ!
フツーに仕事をしていると思っていたのに、お母さんはソンな子に育てた覚えはありません!
そもそもこの銃、どっから手に入れた?
密売か?
まさか、密造?
いやいや、お酒じゃないんだし、密造はないだろう。
そう言えばコマンダー(ゲームの名前は知らないが、チームでどこかを制圧するやつ)の出てくるゲームよくやってたわ。
それが高じて実践を?
と、ここまでをライフルを見た数秒で思いまして、息子に聞いたわけです。
「ちょっと、コレ、なんなん?」
「ん?〇>▢△ק。」
なにその専門用語?
そしてそんなのがサラっと出てくる息子よ、どんな生活しとんじゃい!
驚いて息子を問い詰めまたね、小烏。
そうしましたところ、「サバゲ」だというではありませんか。
「サバゲ」なんじゃ、そりゃ?でござますよ。
で、冒頭に戻りまして、「サバイバルゲーム」なのでありました。
この時の母の気持ちを一文で表しますと。
「銃まで持ち出して鬼ごっこか、なんと野蛮な遊びなんだ」
でございます。
何だか息子がいい年になってグレたような気がしたものです。
そして去年のこと。
移住したこちらになんと「サバイバルゲーム」の常設会場があると知りました。
これは「サバゲ」を知るいいチャンスではないだろうか。
息子があれだけ入れ込んでいるには何か抗いがたい魅力があるに違いない。
息子にねだりました。
「お母さん、サバゲやってみたいなぁ♪
連れて行ってくれないかなぁ♪
ね、お願いっ♪」
というわけでこの連休(2023.5.5)に行ってきました!
この日は子どもの日ということで、10歳以上参加可能な初心者向けの「ソフトサバゲ」というイベントの日でした。
さて、長い前振りですみません。
やっとここからが本題です。
結果から申しますと、
めちゃくちゃ!
そりゃもう、めっちゃくちゃヒャッハーに楽しかったです。
「ソフトサバゲ」は初心者がメイン。
まず参加者を2チームに分けるのですが、同じチームには小学生(おそらく)数人もいました。
この子たちが参加者最小年齢(おそらく)で、夫と小烏が最高齢(これは確実)でした。
まぁ、なかには「ソフトサバゲ」を極めたような「○長」とか「スパイナー○○」とか呼ばれるベテラン勢もおられました。
また衣裳を揃えたお姉さま(推定アラサー)軍団も(こちらは敵チームでした)目を引きます。
衣裳や持ち物を見るにかなり本気でやりこんでいる人が、家族サービスに子どもを連れて来ているのかなというお父さんも数名おられました。
受付、レンタル、武器の準備。
息子が全部やってくれます。
チーム分けの腕につけるものも、巻いてくれます。
息子よ、やけにかいがいしいじゃないか!
大まかなゲームの説明はスタッフから聞き……。
いやこのスタッフさんがですね!
防御メガネを着けていると俳優の松下洸〇さんそっくりで、オバチャン、テンション上がりましたね。
小さい子どもがいるので、小烏家は二組に分かれて参戦。
交代で子守りです。
息子と夫、嫁と小烏でやりました。
フィールドと呼ばれる会場に行くまでは銃の弾は込めないこと。
防御マスク(メガネ)は外さないこと。
嫁はライフル、小烏はピストルを持ってスタッフについてフィールドに向かいます。
武器を持つと気分はもうスナイパー。
歩き方もちょっと大股に肩で風を切ったりして……つまり、高揚します。
フィールドで所定の場所にスタンバイしたら、合図を待ちます。
最初のゲームは「無限復活」。
「サバゲ」では敵味方関係なく、自分に(武器含む)弾が当たった(ヒット)らゲームから離脱です。
その時は「ヒット!」と声をだし両手を上げて、自陣地まで戻ってマークにタッチするとゲームに復活できるのです。
調子に乗って敵陣深く入り込んだ小烏は迷子になって、帰る自陣地がわかりません。
「迷子です!」
と両手をあげて叫んでいると、敵味方両方から帰る方向を指さして教えてもらえました。
ありがたいことです。
次のゲームは中央棟のどこかに隠された笛を先に吹いたチームが勝ちというモノ。
今度は「ヒット」したらその場に座ります。
復活するためには味方にタッチしてもらわないといけないルールです。
所定の位置について、また開始の合図で動きます。
ピストルを構えてかっこ良く(個人の感想です)壁にに隠れつつ進みます。
ゆく先に動くものあらば、とりあえず撃ちまくります。
36発入る弾倉はあっという間に空になりました。
急いで物陰に座り込み、弾倉に弾を補充します。
が、慌てているので何発も無駄にこぼします。すると余計慌てるのです。
二度目の補充をしているうちにゲーム終了。
最後のゲームは攻守交代で建物に立てられた旗を奪います。
初めはこちらが守る側。
息子と夫(が含まれるチーム)が旗を守りきりました。
次はこちらが攻める側。
嫁と小烏は藪を抜けて中央棟に向かいます。
ライフルをカッコよく構えた嫁が果敢に攻め込みます。
うっかり出遅れた小烏はその援護射撃。
嫁の背中を守りつつ壁地帯に入ります。
するとそこにチームメイトの小学生が3名両手を上げて座り込んでいました。
あちゃーヒットか!
ここは助けないと大人として恥ずかしかろう。
その子たちのところに向かおうとすると、その子たちが
「オバチャン!右!」
と叫ぶのです。
右手の壁に敵が潜んでいて、撃たれそうになりました。
あ、あっぶねぇ!
未来を担う子どもはなんとか助けないと!と、謎な正義感が湧きまして、
「助けるから、敵の動きを教えて!」
子どもたちと付き添い?のスタッフに敵の動きを教わりながら隠れつつ、一人助け二人助け。
しかし三人目にタッチしているとき反対側から撃たれました。
めちゃ悔しい!
小学生と並んで座っているうちに、味方の手練れコンビが旗を取って無事勝利と相成ったのでごさいます。
いや、実際参加すると「サバゲ」の見方が変わりますね!
いつも留守番ばかりで置いてけぼりだった嫁も今はニコニコです。
今回初めてで勢いだけでやりましたが、もし次があるならもっと戦略をたてたいと思いました。
息子にそう言いましところ、
「次は普通の奴に行くか?」
イヤさすがにそれは……。
あ!そう言えば、我が夫と息子の雄姿を見てない。
これはもう一度「サバイバル」しに行かねば!
そしてやっぱりね。
「祭り」は、「踊らにゃ損損!」なのであります。
追記
翌日のこと。
右手首に覚えのない丸い青アザがありました。
気づかぬうちに撃たれていた模様。
小烏、*「ゾンビ」になっていたようです!
*「ゾンビ」とは
撃たれたことに気づかずゲームを続けている参加者のこと。
近況ノートに写真があります
(主催者様撮影の写真を許可を得て掲載しています)
https://kakuyomu.jp/users/9875hh564/news/16817330657689901582
追記2
一部不適切な表現がありましたので、訂正いたしました。
(2023.5.27)
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