朝起きたら停電していた日
こんにちは&こんばんは!
田舎生活も2年目、相変わらず(自称)不慣れな小烏です。
さて、聞いていただけます?
すこし前の雨の日の朝のことなんです。
小烏の朝は夫がつける煌々としたいっそ暴力的な明かりに叩き起こされるのが常なのです。
が、その朝は違いました。
うーんと伸びをして、布団から顔を出しても眩しくない!
起きる時間じゃなかった?
まだ寝ててもオッケーなの?
布団に潜り込もうとする小烏の頭を夫がつつきました。
「停電しとる。」
はい?
停電?
今、停電とおっしゃれましたか?
うち、オール電化なんっすよ。
停電したら、なーんにも出来ないっすよ!
オール電化にしようかと考えていたときの一番の危機がやってまいりました。
夫が急いでリビング、台所とあちこち見て回りますが、どこも電気が通じません。
冷蔵室は沈黙し、あちこち光っているはずの家電の明かりも点いていません。
ただ防災ラジオが白々とした非常灯を
起きた頃湯気を立てているはずの炊飯器は静まり返っています。
もちろん温水トイレも使えません。
まずはバケツに風呂の残り湯を汲んでトイレの外に置きました。
夫は近所に住む従兄弟に連絡を取りますが、そこは停電していないとこと。
小烏も畑まで出てご近所さんの家に明かりが入っているか確認します。
畑を挟んだ両隣には明かり、あり!
つまり停電は我が家だけのようです。
夫、さっそく朝の7時過ぎから電気屋の社長さんにSOSの連絡。
小烏は朝ごはんの算段です。
あ、冷凍してるご飯があるわ!と思っても停電している冷凍庫を開ける気にもならず、そもそも電子レンジも使えません。
炭か?
こうなったら七輪で飯炊きか?
羽釜で味噌汁か?
あ!カセットコンロがあるわ!
というわけで、カセットコンロで冷凍ご飯をおじやに仕立て直し、沸かした湯でインスタントの味噌汁をとかし、冷蔵室の作り置き(冷たいまま)で朝ごはんとなりました。
そうこうしていると、朝ドラのオープニングの頃に電気屋さん登場。
田舎ではみんな早いのです。
(8時になると普通に回覧板や配布物を持った来訪者が来られます)
電気屋さん、実は義実家をリフォームしたとき電気関係をやってくれた人なので、我が家の電気配線については家人よりよく知っています。
あちこちを謎な道具で調べ、居間のエアコンの室外機の蓋をはずし始めました。
――あー!このエアコン古いからなぁ。
もう20年物でそろそろ買い替え時期なんだよなぁ。
年末調子が悪くなったとき「ヨシ!買い換えだ!」と、電気屋さんに連絡したら、
社長さんが来られて二時間かけて根性で直してしまって新品になり損ねたんだよなぁ。
今度こそ買い換えかなぁ。
うふふ、楽しみ!
などと思いつつ室内から眺めておりましたところ、電気屋さんが手招きするのです。
外を回って室外機のところにいくと、室外機の蓋は取り払われ、中の基盤がむき出しになっています。
――ほうほう!
室外機ってこんなものが入ってるのかと、眺めていますと
「奥さん、こっち。」
と地面を指差します。
ヴギャーーーー!
そこには小さなムカデが!
直立不動で死んでおりました!
「基盤にムカデが入って、感電してました。」
停電の原因は、このムカデが基盤に入り込んで感電→漏電したためなのだそうです。
たまにあることだそうで電気屋さんによると、以前分電盤にネズミが入り込んで感電、停電を引き起こしたこともあるとのことでした。
基盤を乾かして、30分後。
無事に電気が使えるようになりました。
朝から一匹の小さなムカデに翻弄された小烏家なのでした。
ふう!
皆さまもどうかお気をつけください!
追記
数日後のこと。
夜テレビを見ている最中に、再度停電。
翌朝お願いした電気屋さんの活躍で、屋外のコンセントに漏電箇所発見。
以前モーターを使っていた場所でショートしていたとのこと。
確かにビニールテープでくるんであった線の先端が焦げていました。
近くに草刈り機(エンジン式)の混合油などを保管していたので、場合によると大ごとになったかもしれないところでした。
危ない!危ない!
でも停電が帰省客のいる時でなくてよかったです。
お宅もお気をつけくださいね!
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