ばんどないれんあい 2022.2.1
「ばんどないれんあい」は私がベーシストとして組んでいるバンドだ。
今はコロナの関係もあって小休止中だが、今日Twitterで初めてスペースというサービスを利用してみた。
ギターボーカルのこめいと二人の女子トークだ。
コロナ禍でメンバーと会うことも、それまで頻繁にご飯に行っていたこめいとも会う時間が激減しておしゃべりをする、という機会を長い間失っていた。
先日こめいのソロ配信ライブを手伝いに行っていた。そのライブが終わった後、久しぶりにスタジオで長い時間話をした。
色々なことを話した。直接話す、という行為が私たちにとってどれだけ重要なものだったのかを実感した。二人とも同じ気持ちだった。
物理的な距離が離れるということで、濃密な時間をともにしてきた私たちの間にでさえ、不安や心配が生まれていたのだ。途中の駅まで一緒に帰った後、ラインで恥ずかしかった、緊張したなど言い合って、心の底からほっとした。
その時に、止まっている時間を少しずつ動かしていこうと二人で誓った。
「ばんどないれんあい」とは女性二人と男性二人のバンドで、その名の通り、「ばんどない」で「れんあい」をしているバンドだ。ここでいう「れんあい」には色々な意味が含まれるのだけれど、私とこめいも十分といっていいほど「れんあい」をしているんだな、と思ったのだ。
初めてのスペースは戸惑うことばかりで、初めは上手くいかなかったが、ちゃんと繋がってからは三十分という時間はあっという間だった。
二人とも馬鹿みたいに笑って、この前まで感じていた距離は一切消え失せていた。
ひとまず今回は、二週間後の火曜日にもう一度配信することにし、その時にもっとできそうであれば週に一回とか、いいよね。そんな風に話して、とても楽しい時間だった。
バンドで音楽を届ける。そういったことがすぐにはできないかもしれない。ただ、私はこのバンドを愛しているし、メンバー全員が大切だ。今日二人で話をして強くそう思えた。
荒削りでもいい。こうやって楽しいと思えることをし、やりたいことは少しずつでもいいから実行したい。
もちろん戸惑うこと、つまづくこともあるだろうが、今日という日を私は忘れないだろう。
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