チャプター2 直人と真理子。アリゾナでの生活。西暦2017年6月(8年前)。
太陽系は、プレアデス星団の一番明るい星アルシオーネを中心に約2万6千年周期で銀河を回っている。その際1万1千年毎に2千年かけてフォトンベルトを通過するといわれている。
地球は、2012年12月23日、垂直に長いドーナツ状の帯、ハイパーエネルギー、フォトンベルトに突入した。その際、強力なフォトン(光子)によって、人類の遺伝子構造が微妙に狂い、変化し、予期せぬ出来事を引き起こした。
巨大な電磁波が人々を苦しめ、医療機器、航空機器、人体に異常をもたらし、人々にわずかな進歩と、不安をもたらした。
20世紀末からの異常気象、火山活動、地震が頻発しているのは、地球がフォトンベルトに入り始めたからだという説が世界各地で主張され始め、体調不良を訴える人が病院につめかけ、人であふれた。
あの日から5年。
やがてバブルは誘発された。
底値で次々と買いあさった土地、値上がりを期待した株。ゴルフの会員権。バルクセール。ファンド。一部の金持ちのためのパワーゲームが、バブルを誘発せざるを得ない状況をつくった。世界の投資家が金の使い道に困り、ジャパンマネーにその矛先が向かうとき、日本に神風が吹き荒れた。
ユダヤのソロモンブラザース。アメリカのロックフェラー。ヨーロッパのロスチャイルド。世界の投資家は、お金を増やしたくて、うずうずしている。今はたまたま中国とインドにお金が集まっているだけで、いずれ日本に神風が吹く。
直人は5年前から予測していた。
『なぜって? それは、国の債務(借金)をチャラにするチャンスだから。投資家の利益と国益が合致するわけで、誰にも止められない大義名分の上に、バブルが成り立つからさ。すべてはそこで清算ってことになる。つまり一度リセットする機会を投資家がお膳立てしてくれるわけさ』
5年の月日でわかったこと。それは一部の金持ちが親から子へと成功をリピートし、孫の代まで繰り返すのに
成功から何かを学ぶ金持ちとは、思考回路が違って当然だ。
大人になりたくない子供だっているし、競争が嫌いな子供だって、この世の中には、ごまんといる。しかしレールに乗せられた押し車は、規則正しく、ひたすら前へ進むしかない。
運命を
つまりは、そういうこと?
ここはアメリカ。アリゾナ。とある砂漠の地下。軍事施設ダルシー基地。この軍事基地は深さが5キロにもおよび、地下シェルターになっている。
核戦争が起こっても被害が起きないように工夫され、人類滅亡を阻止するためのバリケードが
地下は
直人は、この施設で真理子と暮らして丸2年になる。
さもなくば別人が、直人を名乗って暮らしているはずだ。とにかく引き返せない片道切符で、既に旅立っているのは事実だった。
フェリーの甲板から落下した事故として処理されてから、ずっとこの施設で過ごしている計算になる。
その日から、直人は名前、戸籍を失った。金に詰まった直人は、200万で戸籍を売らないかと知り合ったばかりの真理子に持ちかけられ了承した。
今では戸籍は3万で浮浪者から買い取ることもあるそうなので、200万は破格の買取り値になる。
ダルシー基地での生活をいわば前払いした形で、
悲劇は、そこから始まった。
河合直人、35歳。アリゾナに渡ったのは10年前の25歳の頃で、行きずりで出会った高橋真理子とアリゾナで夫婦生活を送る。
趣味はインターネットで、フェイスブックやツイッターをする、ごく普通の青年だ。恋もしたし、就職もした。すぐにやめることになったITの企業にも、今はなんの未練もない。
不可解なことが続いたのは、ちょうどそんな頃だ。
まず始めに友人の筒井が失踪し、人身売買されたとかで、町の噂になった。
結局2度と直人の前に姿を現さなくなった筒井は、フィリピンに行くと言い残して姿を消した。
人の体というのは、金になるらしく、心臓、腎臓。肝臓、角膜、血液。しめて2000万くらいになるらしい。
筒井は、腎臓を1つ売るつもりでPI (フィリピン・アイランド)に渡り、全身麻酔をされた挙げ句、臓器密売ルートにのった。つまりこの世の人ではいられなくなったのである。
この頃には、真理子がコードネーム、ハッチ(蜂)と呼ばれていることも、そして信じ
そしてもっと驚くことに、このままでは、3519年に地球が滅んでしまうことも、彼女に教えてもらって、信じるようになっていた。
真理子の話によれば、1950年に窒素冷凍保存された直人の祖母の献体から、未来の医療技術、クローン技術でよみがえったとのことだが、話がこんがらがって、よく理解できなかった。
つまり真理子は、私の祖先であって、私の子供ということか??
頭が、キャベツになったような不思議な気持ちになった。とにもかくにも、いつもの巡回が始まった。
ここはアリゾナ。ダルシー基地内部。
この建物(施設)は5層になっている。地下3階がメインで、信じ
人と魚。人間とゴリラ。人間と馬。トカゲに人。いろいろな生き物の交配。キメラな生物が
頭がライオンで体が馬、手足が8本もあるウロコのある生物も、ここでは当たり前のように暮らしている。
むかし海外旅行の見世物小屋で見た光景が、所狭しと視界を覆う。
違いはこれらの生き物が、人工的に造られていることだ。
手も足も失われた、だるま人間。目が1つしかない、オランウータン。
頭が3つで、足が6本の馬。
種の保存の法則から、品種改良を施さない人類は滅びるという予言を学者もまた否定できずにいた。
米は耐性が弱く、品種の改良を加えた穀物である。
人が保護しないと絶滅してしまう
虫にも弱いし、人間の手がなければ枯れてしまう。それは人間とて同じこと。
手を加えなければ絶滅してしまうというのが、この軍事工場が設立されたきっかけだ。
放射能を浴びせた人間がどう変化してゆくのか、果たして人体が耐えられるのか、突然変異を含め、遺伝子レベルで可能性を追求していた。つまりこの施設は、放射能の脅威に屈しないための研究機関なのだ。
体が25歳だが言葉のしゃべれない、短期間で飼育されたビッグ・チャイルド。
彼は、カプセルの中で成人になるまで飼育されたクローン人間で、同じ仲間のクローンと日々を過ごす。
人工羊水の中で成人になるまで育てられた男は、当然、言葉を知らないし、会話ができない。うなるような音を発するだけで瞳が澄んでいるのが特徴だ。
ビッグ・チャイルドがカプセルの中で、ことりと音を立て、食べ物を欲しがった。
彼は臓器移植のために人工的に育てられているだけで、オリジナルが事故や病気になれば、将来的には殺されてしまう運命を持つ。
社会経験のない彼は、好奇心はあっても、おびえを知らない。きっと恐怖を学習していないから、恐いという感情がわかないのだろう。直人は思った。
1991年にアルプスの国境、エッソ渓谷の氷河で発見された5300年前のミイラ。アイスマンの子供もいる。
アイスマンの凍結精子と現代の女性との人工授精によって生まれた、アイスマン・ジュニアだ。
知能は高くないものの、運動能力に優れ、垂直跳びが130センチ。幅跳びも6メートル80センチと、並外れたポテンシャルを持つ。視力に至っては、3.5と、これまた人類を超越している。
よくみるとエイリアンのような
手には、サーチライトを持っている。
『あれは?』
真理子がトップシークレットだと言って、直人の口をふさいだ。
『しっ』
真理子は首を横に振り、アンタッチャブルだと言った。
『驚きついでに教えてあげるけど、ここにブルース・リーが住んでいるのよ』
『まさか?』
直人は我が耳を疑ったが、ここにいればなんでもありそうなことだと、あえて否定しなかった。
彼は死んだことになっているが、実はアメリカ軍部のたっての要望で拉致され、ここで献体(サンプル)として、生活しているのだという。軍内部では有名な事実らしく、知らない者はいないとのことだった。
アルティメットの
何の為って?
『それは、最強の遺伝子を後世に残すためよ』
ブルースは55キロの部で無敗。地下組織のデスマッチ。アンダーグラウンド拳闘場にも、ときどき顔を出すのだという。
一部のお金持ちが利用できる遺伝子の工場。精子バンクでも上位に入る人気で、人工授精を希望するマダムが多いのだという。
この最強の遺伝子を後世に残すため、25世紀、人は宇宙へと新天地を求め、旅立つのだという。
『死んだはずの、ガダフィー大佐。金正日( キム・ジョンイル)総書記も、影武者が死んだだけで、本物は健在らしい』
真理子はふざけたふうでもなく、いたって真剣に物を言う。
『人間の遺伝子の染色体が、46本。アメリカザリガニが188本。オランウータンの遺伝子の染色体が48本。ダウン症の子供は21番目の染色体が3本あり、合計47本の染色体を持つことになる。何が言いたいかって? つまりダウン症の子供は、突然変異じゃなくて、生まれるべくして生まれた、進化の過程の生き物だってことを言いたいの。だから美的感覚にすぐれ、オリジナルの思考回路を持っている』
人と同じで、けれど違う、人が進化した別の形。
ちなみに卵子は、幼少の頃に大量に体内で生産されるので、精子と違って年数が経つほど、劣化しやすい。高齢出産になればなるほど、ダウン症の子供の出生率が上がるのも、そのためだ。
月と地球のわずかな距離の違いが、潮の満ち引きを引き起こし、出産にも影響を及ぼすことを多くの人は既に知っていた。
太陽の黒点が、地球上の戦争や歴史的な大革命につながることも、多く立証されている。
直人は次いで、ジャンキールームに通された。真理子のあとをついてまわる直人は、毎日が驚きの連続だ。
ここは通称……麻薬重症患者を扱う特殊な実験室だ。世界中から集められたジャンキーや、アル中患者を実験台に、極限の実験が行われている。
直人は、魂を体から取り出し、1対の男女の体に入れ替える実験に成功したのをこの目で目撃している。
男が女になり、女が男になる。奇妙な世界だ。
ダルシー基地から宇宙に打ち上げられた巨大な虫メガネも、これから起こるかもしれない氷河期に向けて、着々と準備されたものだ。
この虫メガネは、氷河期に地球の8分の1を暖める能力を持つ。
太陽光を巨大な虫メガネで集め、地球を照らすのだ。軍事機密としても扱われ、ピンポイントで地球上の要注意人物を瞬時に焼き殺す能力も併せ持っていた。
人為的に地震を起こす装置も、シェルター内にボタンが隠されていた。
地球上のありとあらゆる場所に人工的に雨を降らせることができるように、地震を人工的に引き起こすことも、現実の世界となった。
誰も近づけない、誰も許可なく入室できないこの部屋に、なぜ入れたのか?
不思議に思う直人に、それを
『今にわかる時がくるわ』
真理子が言った。
第三セクターでは、円盤の飛行実験が行われている。
宇宙人のテクノロジーを借りたように装っているが、これはれっきとした、メイドイン地球製。人類が考え出したものにすぎない。
重力推進装置を使ったメタルは、1000キロの距離を五秒で瞬間移動する。
コンセプトは、何億光年も離れた銀河を探索するためで、宇宙人との交信を目的にしていた。
真理子にいわせれば、人の形をした巨大ゴリラ。ビッグフットも、この施設から山に逃がした、人体モルモットなのだという。
つまり人工的に創り出された生き物を未知なる生物として科学者が追い求めているのにすぎないのだという。
自殺プログラムを組み込まれた破滅遺伝子を持つ中年が、12月3日、電車に飛び込む事件が多発したのも、ここの研究機関が送り出した患者が、プログラムを忠実に実行したに過ぎなかった。
今、彼らの最大の関心は、地球外。第3の惑星で、平穏に暮らせないかということでもちきりで、やがて地球は核兵器の戦争(放射能)に巻き込まれて暮らせなくなるというのが、その考えの根底にあった。
遺伝子ゲノムを解析し、人間の一つ前、二つ前。十個前の生き物へと自在に生き物をクローン化するのが、この実験の特徴で、雑種の交配を目的としていた。
すべてを解決できたころには地球の衛星。月も、引力を失い、地球から遠く離れて移動している可能性も否定できない。地軸だって、傾きを失っているかもしれない。
昼のランチが、冷凍マンモスのステーキだと知らされて、うんざりしたのを真理子は見逃さなかった。
シベリアの永久凍土。十万年前の氷からわざわざ掘り出したマンモスのステーキは、こちらのレストランでは人気メニューの1つで、週に3回は昼食にお目見えする名物料理だ。
野生の動物特有の獣くささが氷に溶け出したためか、匂いのない、くせのない、ステーキというのが料理長の自慢で、料金も12ドルと手頃だ。
巡回を終えた直人は、食事を済ませ、マイルームへと急いだ。
いつものカプセルを3つ、ポカリと一緒に胃袋に流し込んだ直人は、マンモスステーキの油が衣類にしみこんだ気がして、シャワーを浴びたくて仕方なかった。
『こうなったら猿の脳みそでも、ゴキブリ茶でも何でもこい。でも、犬のシチューだけは勘弁だけど』
やっぱりかわいそうで飲めない。
直人は独り言を言った。
中国では堕胎した胎児を粉末にして飲んだり、胎盤をレバ刺しにして食べるって聞いたけど、直人にはどう転んでも無理だった。
昼食を終えた真理子はリクライニングチェアで、日本の料理雑誌を読んでいた。
コーヒーの香りが辺りに立ちこめている。
ここアリゾナで暮らしていると、日本の食事、文化に触れたくて仕方ない。例えば味噌汁。例えば梅干し。日本で暮らしていたらどうでもいいことが、ここでは新鮮に映る。
コーヒーを飲みながらのカウチポテトが真理子の毎日の日課となっていた。
着替えを整え、直人が先にウオッシュ・カプセルに入る。
今日は、エクスタシールームで、脳下垂体に電気ショックを受けようか悩み、
ここアリゾナでは、人と人とのリアルなセックスはしない。あるのはコンピューターと電気ショックで行う、疑似セックスだけだ。
脳に電気ショックを与えるだけで、簡単にエクスタシーを得られるので、余分なエネルギーを使わずにすむ。
衣類を脱ぎ、全自動のシャワールームに仁王立ちとなり、ボタンを押した。
このカプセルに入ると、洗髪&ボディ洗いが15分ですべて終える。全自動洗濯機ならぬ、全自動ボディウオッシュ・マシーンだ。
細胞が生き返るような不思議な感覚が脳を優しく包んだ。
湯気が心地よく
カプセルから出た直人は、真理子の横には腰掛けず、リラクゼーション・ルームに向かった。白いガウンをまとった直人は、まだ二十代と言うこともあり、肌に潤いがある。
ルームのソファに横たわり、オレンジの香水を指定し、横になった。オーディオにはクリスタルボウルのヒーリングミュージックを選び、ここ数週間の疲れを癒やそうと思った。霧状のアロマが、全身を包む。
夢の中で直人は、筒井と再会していた。
筒井に新宿の2丁目で働くようになったいきさつ。はじめはノンケだったこと。ノンケを知ったゲイの仲間にレイプされたこと。芸能プロダクションの社長の、ツバメをしていたことを夢の中でも聞かされた。
芸能プロダクションの社員寮に、社長がお忍びで布団に潜り込んでくること。最初はそれがいやでいやで仕方なかったことを筒井は昨日のことのように夢の中で語っていた。
『社長の言い分は、女性にも男性にも好かれる芸能人でなければ、これからの芸能界では需要がない』
ということだった。
つまり同性から嫌われる芸能人では、息が長く続かないというのだ。筒井にはそんなこと理解できるはずもなかったし、理解したくもないことだった。
男心を少しでも理解するため、筒井は仕方なくゲイバーで働くことにした。
『それで、社長の知り合いのゲイバーで、働くことになったわけ』
ノンケの筒井がゲイバーで働くことになったのは、そういういきさつがあった。
筒井はゲイを装っていたが、ノンケであることが仲間にバレて店にいられなくなり、ちょうどそんな頃に集団レイプ事件が起きる。
男たちに回された筒井は、以後、男色家の社長のツバメとして、生きてゆく決心をしたのだという。
筒井の尻には、真美と同じ小さな入れ墨があった。
直人はどこか冷めた瞳をした両刀使いの筒井が大好きだった。
手指の長い、まつげの長い色白の筒井は、女性に間違われるほど繊細な、きめ細やかな肌をしていた。
筒井が直人に好意を抱いていたことも、友人を介して知っていた。
枕営業を何回もこなし、腹の出ばった中年のオヤジに繰り返し抱かれる体毛の薄い、ベジタリアンの筒井は、何を思い、この世をあとにしたのか。
ある晩、酒の席で筒井は、こんなことがあったと言った。
知り合いのホストがソープランド壌を連れて、ポーカーゲーム場に入ってきたときのこと、あれよあれよの間にソープのお姉さんが4カードを連発し、30万ほど手にして帰って行ったのだという。
『またお待ちしております』
店員の言葉をよそに、
『豚は、太らせてから食えっていうからな』
容赦ない打ち子の笑い声が響いた。
売上げの30%が、以後、紹介者のホストに振り込まれるのだという。30万の初期投資は、ギャンブルでズブズブのソープランド嬢には安いものだった。
コンピューターゲームというのは、すべて制御されている。
大当たりを連チャンさせることもできれば、当たりを瞬時にハズレに置き換えることも可能なのだ。
パチンコでいえば、一発台に数ミリ小さな球をまとめて仕込んだり、一部の島の電圧を上げたり下げたりして操作するのは、ゲーム性を高めるためであって違法ではない。
しかし時すでに遅し、そのころには、筒井のポーカーゲーム。カジノ。競馬でこしらえた借金は、500万に膨らんでいた。
筒井はゲイバーの時間外に客を引き、体を売って借金を返そうとした。けれどそんなものは利息の足しにしかならなかったし、ギャンブルからも完全に身を引けなかった。
モデルの生活が軌道に乗らないそんなとき、たまたま臓器移植の話が舞い込んだのだという。
フィリピンで腎臓の移植をすると聞いたのは、それから半年くらい経ったあとのことだった。
『おれ、そうしたら真美ちゃんと結婚する。モデルの仕事も、ゲイバーもやめるつもりなんだ』
直人は夢の中で郷愁に浸っていた。
うなされている直人の肩を真理子がそっと揺すった。何かとてつもない大きな流れに、直人は飲み込まれてしまうのではないか、一抹の不安を感じていた。
でもどうすることもできなかった。
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