114 【戦国武将】の真実

 俺の前世はとある戦国武将。

 現世はごく普通の戦国時代を専攻している大学生だ。

 ゼミの連中と前の俺について考察する。

「どうして彼はかつての主人を裏切って若き主君についたのか」

 これは簡単。

「主君の奥方がかわいかったから」

 冷たい視線が刺さる。

「ふざけないでください」

 いや、本当のことだけど!

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