第3話  頭に血が上ってやりました、後悔はありません。

またか、と思い今回は菜豆さんの席を探し菜豆さんに「また本がなくなったんだ、返してくれない?」などと何度か話しかけたが、返事をする雰囲気はなく無視をされていた。


無視をされて、初めてイライラした。


もうもう意味がないと思い諦めて自分の席に座った。




次の日も前回、前々回同様少し早くに学校に行った。


すると今回は、菜豆さんと何人かの人が僕の席を囲むように立っていた。


また何かされているのではと思い、僕は急いで教室に入った。




そうするとみんながバッと僕の方を向いて僕が教室に入ったのを確認すると囲んでいた席から離れていった。


そうすると僕の机の上が見えた。


ビリビリに破られた状態の本が置いてあった。


僕は頭に血が上って冷静な判断が出来ていなかった。


集まっていた集団の中から菜豆さんを見つけると足早に近づいていき、菜豆さんの胸ぐらを掴みこう叫んだ。


「やっていいことと駄目なことがあるだろ!」


「これはやっちゃ駄目なことだ、そんなことも判断できないのか!」そう言いながら菜豆さんを壁に向かって押して行った。




ドンッと壁に強くぶつかった音が聞こえた。


それでも僕は気にせずに「謝れよ!」そう叫んだ。


菜豆さんはその言葉に答えることはなく、痛い痛いと涙を流していた。


それを見て心配することはなく僕は「それがどうしたんだ!」と叫んだ「早く謝れよ!」と何度も叫んだ。


菜豆さんは真っ青な顔をし、泣きながら「わ、私は悪くない」「だって美東くんが…」と言い訳を繰り返した。




そのあたりで他の人が先生を読んだのか、先生が走りながら教室に入ってこう言った「やめなさい!何があったの」


僕は先生のやめなさいと言う言葉も無視して「早く謝れよ!」と叫んだ。


先生は僕が止まらないと察したのか菜豆さんから僕を引き離した。




先生はそのまま僕を誰もいない教室に入れ、「なんであんなことをしたの?」「いつもは優しいのに、菜豆さん泣いていたじゃない」と菜豆さんをか庇うようなことを言った。


僕は深呼吸をし少し冷静になった。


そして今日までのことを先生に説明した。


そうすると先生は「そうしたのにも何か理由があったんじゃない?」「もう少し冷静になれていればあんなことはしなかったはずでしょう?」と言ってきた。


僕は先生に「理由があれば本を隠したり本を破ったりしてということですか?」と聞いた。


すると先生は「そういうわけじゃないけど…」と言葉を濁した。




僕はもういいです、と言い教室を出て何も持たず家に帰った。


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新しくアニメやドラマ、映画などで見た現実ではありえないこと、またはこれはどうなんだろうということを現実世界ベースで書いてみる。(なるべく現実に寄せる)

と言うのをしてみたいのです。


どなたかこういう場面が良いとか、書いてほしいとかございましたら教えていただきたいです。

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