実況No.1 【パーティタイム】 これから人生を狂わせるアイツが登場! なんなんだあいつは!
_____パーティ会場
さすが大手企業を下に持つ一条グループの社長のパーティだ。華やかさが違う。
......っと、なると思っていたのだが、今回は随分こぢんまりしているな。
はぁ......大手企業に挨拶のできる良いパーティと思って気合いを入れてきた俺が、馬鹿馬鹿しいな。
まぁ軽く楽しんでおくか。
_______________________________________
「お待ちしておりました。西園寺様」
ホールスタッフか。
「本日はお招きいただき大変感謝いたします。」
期待はずれとはいえ、うちの株が下がるのも良くない。
礼儀は最新の注意を払おう。
...? 誰か向かってくる...?
「西園寺くんきてくれたのですね! とても嬉しいです!」
青を基調とした美しいドレスに身を包んだ楓がきた。
「そう喜んでいただけて何より。楓さんの衣装とてもお似合いですよ。あなたのためなら、遥か遠い宇宙でも向かってしまいそうなほど。」
「お上手で。さぁ、パーティを楽しみましょう」
彼女は純粋で美しい笑顔で言った。媚びのテンプレで喜んでいただけて嬉しいですよ。楓サン。
「ええ。もちろん。」
その期待に応えるよう俺も笑顔で言う。
よし、とりあえず楓の親族にでも
_____________
ふと見ると
落ち着いた雰囲気の楓のお母様かがいた。
あとは………?
誰だ? 隣の金髪のいかにもチャラそうな奴は。 まぁいい、行こう。
「楓さんのお母様、こんばんは。
「ふふっ。ありがとう。湊くん相変わらず紳士ねぇ。ああ、紹介するわ。
「はじめまして! かえちゃんの従兄弟の健二です!!! こんちわ〜!! 一応ゲーム会社の社長してまっす! 取り柄です!」
ほう。なるほど。とてもよいパーティだ。ぜひ仲良くしたい。
が、あまり好きなタイプではない陽気な性格だな。いつも通り社交辞令として明るく返しておこう。
「はじめまして! 西園寺湊と申します。あなたのことはもちろん存じております。あなたに会えてとても光栄です!」
「アッハッハハ! もっとクールな方かと思ったんすけど...明るいんすね意外っす! マジ仲良くよろしくおねがいしますって感じです! .............アッ すいません! めっちゃ失礼でした?? マジですんません! でもガチ仲良くしたいんすよ〜!」
「いえいえ、とんでもないフッフフ....そんなイメージを? こちらも構いませんよ。お気軽によろしくおねがいします。」
はぁ…陽気とはいえ陽気過ぎるというか…よく話す人だ。
「ヤッベェめっちゃ気が合いそっすねぇ〜! 秘密、話しちゃおっかな〜? ふっふっふ! 聞いて驚けぇ! 実はこのパーティ、かえちゃんのお父様が開いたのではないっ!」
なんだ、それだけか。
とはいえ、俺にとって
一応聞いておくか。
「おぉ、そうなのですか? では一体誰が?」
「俺だよっ! おーれぇっ!」
は????
________________________________________________
あゝ俺の実況生活、こころづきなげなり テスト @tamesinohito_
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。あゝ俺の実況生活、こころづきなげなりの最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます