第4話死ぬ1ヶ月前
3月の末、親父に電話した。
「志村けんがコロナで死んだ」と。
親父はテレビをつけて報道番組を見た。電話は直ぐに切られた。
それから、志村けんの追悼番組で、ドリフ大爆笑が放送された。
母の話しによると、志村けんのコントで腹を抱えて笑っていたらしい。
だが、鬱症状は続く。
仕事は建設会社を辞めてシルバーで働いていいたが、ごみ処理の基盤操作が理解できずなやんでいた。それなら、働き場所をかえてもらえば良かったのに。
その辺りから弁当を残す様になった。
その頃、親父に電話しても携帯をお母さんに渡すようになっていた。
酒も飲まなくなっていた。
僕は親父はうつ病だ!と確信した。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます