EP22 赤い奴ら!

スキルも一通り使える様になり。

そろそろ頃合いかなと進撃することにした。


【東京団体数】

約31

構成員/準構成員

約4.300

全国一位の人数だ。

あとは大阪約2.500、福岡約1.700、埼玉/神奈川約1.500、北海道約1.400、千葉/愛知約1.200、後は1.000以下の小規模な団体だ。


やはり、日本有数の歓楽街が首都圏に集中している。それだけしのぎが多いしカモも集まって来るからだろう。


まずは東京からだ。


【台東区某所】

事前にハチクロに全てのアジトを偵察してもらっていた。今回は2.3日で終わらせないと相手が警戒して防御を固める恐れがあるからスピード勝負だ。


マップ上は全て赤のみ表示して片っ端から消して行く。事務所の入口には防犯カメラ、扉は鉄製で内側から開ける方式。来客はまず全てインターホンでやり取りする。


中には7人くらいか、こういう事務所は若い奴らが詰めていて団体全員が会社の様に出勤してくる訳ではない。ただし資金は管理している。危ない飛び道具も常に事務所に置いない。


警察の家宅捜査が入れば直ぐ見つかるからそれぞれ個別に隠してあるから事を構えるのには時間がかかる。


(スゥーッザッ、カチャ、スゥーッ、タン)

いつもの装備に隠密、気配感知、遮断を発動し準備する。漆黒の小手を使いドアをあけそのままの勢いで3階までのフロアを潰してく。 

(うわぁ、バン、ドタン、あー、ガツン…)

5分程で制圧だアジトに籠り臨戦態勢で無ければこんなもんだ。


都内のアジトは全て制圧しマップ上散らばった赤を消して行く。多くは繁華街、自宅に居た。


(スタッ、スゥーッ)

赤のラスボスの家まで来た。

アジトよりも多くの人がいる。

ざっと数えて20人くらいか入口はセ◯ムでセキュリティ対策している。


(バリバリ、ビビビビ…ボン!)

(バン!ウィーン〜グングンウィーン〜)

周囲の変圧器を故障させ周囲を停電状態にする。直ぐ自家発電が動くがその間にはもう自家発電の前だこれもストップして、闇に紛れデリートする。


ボスの部屋の前にいる。

中から灯が漏れている。


(スゥーッ、コンコンコン…)

オレはノックして入った。

ボスに取り巻き3人でコチラを見ている。


『おめえ!誰だこの!』

『組と分かってかちこんでんのか?』

若い衆が吠える。


まあ怪しさ満点のマントにフード姿だからな。不思議だ?強さ、覇気見たいなものは紫ボスより感じ無い。取り巻き3人もだ。


(スゥーッザッ、バン、バタン、バタン…)

呆気なく捕縛された。


団体の奴らは不思議なもんだ。

個々の格闘スキル、戦闘能力かずば抜けている訳でも無い様だ。完全な縦社会の勢力の定数や数の論理で決まるのだろう。


『待て待て待ってくれ』

『助けてくれ、金ならある…』


「終わりだ…」


さっきまで散々イキって怒鳴り散らしたかと思えば、次はしきりに助けてくれると言って来る姿を見て残念だった。こんな奴らに一般の人は食い物にされていると思うと頭に来た。


(ビリリ、ビリ…)

「デリート!」

呆気なく2日で制圧することが出来た。

異世界の魔物はもっと強いんだろな。


【団体殲滅31 】

ギルドポイント13.547

累計20.901


(ザワザワ…ガヤガヤ…ドタンバタン)

翌日警視庁はえらい騒ぎになっていた。


東京管内の団体が一掃されたのだから、直ぐさま団体各所を家宅捜査したがやはり何ひとつ残されたいない。団体の家族と最低限の生活用品は手付かずなのにその他は一切残されていない。


【警視庁刑事局組織犯罪対策部】

組織犯罪対策第一課第二対策係巡査:

【建速須佐之(タケハヤ スサノ)18才】

彼は一連の事件の流れから次は神奈川だろうと予測してある団体に潜入調査に入った。


彼の動きが空振りに終わる事を知るのはまだまだ先の事だった。


なんせオレの東京愛!だから。

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