第2話まだ続いているエピローグという名の設定紹介
「現社って面白い。」
「担当の本田先生が面白いからじゃないか?」
「確かに。本田先生って面白い先生だよね。」
「そうだな。ちゃんと俺たちを見てくれるし、接しやすいし、授業も面白い、いい先生だよ。」
本田先生とは!今日の最後の授業をしてくれた、担任兼現社担当の先生である。今、俺が言ったようにフレンドリーな先生のため、喋りやすく授業も面白いという生徒にモテモテな先生だ(恋愛的な意味ではなく、教師としてだ。)。ちなみに既婚。
「今日の現社の授業でVRが出てきたけど、千理はなんかVRでゲームとかやってるの?」
「まぁ、ゲームをぼちぼちするな。一花は?」
「私もゲームをぼちぼちやってるかな?」
「じゃあなんのゲームやってんの?、、ってもう、うちか。んじゃーな!また明日!」
「そうだね。バイバイ、千理。また明日。」
ガチャ「ただいまー!」
「おかえりー」
「かあーさん!俺、部屋で課題してるからー!」
「りょうかーい。」
今は16時。夕飯は18時。
。。。。2時間後。。。。
「せんりー!ごはーん!」
「はーい!」
俺は2時間の激闘の末、敵を葬り去ることに成功した。、、、しかし、敵は強かったよ。数学みたいに解のある問題は解けるのだが、国語!あいつはダメだ。作者の心情なんてわかるか!っんなもん!やはり、俺は国語が苦手だ。っと、ご飯だからリビングに行かなきゃな。
「「「いただきます!」」」
今日の晩飯はハンバーグのようだ。美味しいよね、ハンバーグ。これを作った人に直接感謝を言いに行きたいぐらいだ。
「せんりー。お前、一花ちゃんと仲良くやってるかー?」
「なんだよ父さん。いきなりそんなこと言って。」
「いや、昔からお前は 一花ちゃんと仲良かっただろ?高校生になっても仲良くやってんのかな?っと思ってな。」
「まぁ、ぼちぼちだよ。」
「それならいいんだ。」
「そうよー。あんなにいい子なんて居ないんだから、あんた、一花ちゃんにアタックしちゃったら?」
「かあさんまで、、やめてくれよ、ほんとに。」
「そうだよ!兄さんが困ってるよ!」
。。。。
。。。
。。
。
家族と会話を楽しみながら飯を食べ、食べ終わり次第、部屋に戻った。
部屋に戻ると、ゲームを知るためVRをヘルメットのように被り、ベットに横になる。VRの電源を入れると、フルダイブを開始する。横になっているベットに沈んでいくような感覚は、脳から体に送られる電気信号が、VRに送られるようになった証拠。一瞬視界が暗転し、プールの底から浮き上がるような感覚の後、VRにログインされる。
俺はVRのホームワールドから、一ヶ月前にサービスを開始したWar of Shooting(通称WOS)に、今日もログインする。サービス開始から俺はこのゲームをやっているんだが、本当に面白くて最近は他のゲームをやらずに、このゲー厶ばかりやっている。
ちなみに、VR内は時間が引き伸ばされていて、現実世界での1時間はVR内の4時間であり、VR内は4倍も時が進むのが遅いのである。ゆえに、現実世界の6時間がWOS内の一日の周期時間である。WOSではWOS内の時刻が結構大事であり、WOS内で18時であれば戦場も18時であり、視界に影響を与えたりする。
俺がやっているWOSというゲームは、荒廃した世界での傭兵たちによる銃撃戦、、、がテーマである。プレイヤーは流浪の傭兵であり、依頼を受けて敵の雇った傭兵と戦闘したり、ミッションをクリアし報酬を受け取る、、という設定でもある。
WOSのマップはもちろん、荒廃した世界である。崩れかけているビル群が立ち並ぶ崩壊都市や、森林に取り込まれて森林と一体化した崩壊都市、砂漠化した崩壊都市など、基本的に建物はぶっ壊れている。だって荒廃した世界だから。WOSはこんな感じである。
【閑話休題】
WOSにログインすると、ロビー内の宿屋のベット上で目を覚ます。愛銃と戦場デートをするために宿屋の部屋から出てロビーに立つ。
ロビーには、今いた『宿屋』や酒や飯(酒や飯は娯楽品でありバフなどはつかない)を楽しめる『酒場』、武器やグレネードなどの戦闘に必要なものから防護服や止血剤などの回復などが買える『ショップ』、ゲームに参加するために依頼を受ける『傭兵集会所』などが存在している。もちろん俺は、依頼を受けるために傭兵集会所にダッシュする。傭兵集会所に着いたらキルマスター(ほかの傭兵より早く、決められたキル数までキルする依頼)の依頼を受けて、いわゆるアップを行なう。
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