《番外編 『蒼氷の瞳に流れる緑色の星屑』》後書き

 ローダ『最初の扉を開く青年』と、葬送のレクイエム──『亡霊剣士と魂送りの少女』コラボ作品。


 番外編『蒼氷の瞳に流れる緑色の星屑』


 2024年6月22日、無事〆を迎えることが出来ましたぁぁぁ!!


 いやあ、もう本当に良かったです。カクヨム作品同士のコラボ。恐らく中々ない試みだったのではないか思います。


 私自身、初めのうちは「ローダは旅の中途、亡者を狩る金髪の青年と魂送りと呼ばれる術を扱う少女と遭遇した………」程度で終わらせるつもりでした。


 その方が双方楽ですし、普通ですからねぇ………。でもやるからには本気のコラボドッカンバトルを書きたくなってしまいました。


 けれどいきなり初手から難航………。葬送のレクイエム本編で死んじゃってる人を助けようとするミステイクから始まり「どうすんべ、これ?」


 そこでまさかの新キャラ『リグレ(リグレット・バルバリア)』登場という話の膨らませ方を致しました。


 深月先生

「あのう………。これ一体何処まで本編のネタバレいきそうですか?」


 狼駄(行き当たりばったり作家)

「えっとですね、アレがああなって、こうして結果〇〇なドッカンバトルで〆たいかと………出来る限りネタバレは抑え、そもそもご相談してから進めます」


 深月先生

「………それ凄く面白そうですが、一体何話で終わるんですかあ(笑)」


 狼駄(行き当たりばったり作家)

「………う、うーんっ、多分1〇話位余裕でしょうねぇ………(白目)」


 こんな感じで裏のやり取りが在りつつも、きっちり最後の最期まで温かく見守って下さり、掲載前のチェック読みをしっかりやって下さいました。


 ───いや、そうせんと不安なだけだろ、お前の書く話が………。


 監修:深月と銘打たせて頂きましたが実際、毎話の度に誤字脱字までチェックして頂く下手をやらかしまくる羽目に………。


 深月先生

「いや………これ監修っていうか編集でしょ? プロ作家でもないくせに編集させるとかこの人何なの!?」


 そう思われたことと存じます。こんな事を4月後半から約2ヶ月もやって頂いた訳でして、もう平謝りするより他ございません。


 そんな生みの苦しみがございました当作品。書いてて最高に楽しく、終わるのが惜しいとすら感じております。


 しかもこれを書いたお陰で、生まれたばかりのヒビキ・ロットレンに活躍の場を提供出来たり、リイナとロイドという本編では殆ど描かれなかった二人の恋愛模様。


 その上、争いの場面以外に余り出番のなかった二丁拳銃のレイに深みをもたらすことが出来たりと、此方側としては良いこと尽くめの結果になりました。


 それから本当の意味で全員参加のドッカンバトルが書きたかった。


 そこで普段商いをされておられるパルメラ様や、果てはメルまで「足枷ぇ!? 鋼鉄だろ? んなモン武器だろ? メルは自然と脚力ヤベェよ」と勝手に解釈。


 此処いら辺で深月先生が笑って許してくれたのが本当に良かったです(ホントにな)


 それに(まだあるんか!?)ローダ本編に於いてファンタジーのド定番。モンスターを活躍させる場が殆ど在りませんでした。


 今回リグレット・バルバリアというどっかで聞いたような名前のボスキャラを、さもどこぞのRPGの様にお出し出来たことでそれも叶えることが出来ました。


(ロマ〇ガ2の×英雄みたいなの想像してた……っていうか動画見ながら書いてた)


 作品中でも語っている通り、ラスボスと言えるマーダとの争いは不殺を貫かないといけないので、こういう思いっきり相手をやっつけて良い話は、書いてて本気で「スッキリッ!」でした。


(………待って、何処がWinWinやねん。お前の一人勝ちじゃねえの!?)


 あとコラボならではの作家同士の拘り。特に深月先生のアスター・バルトワルドの表現に対する情熱がヒシヒシと伝わって「面白いなあ」と感じました(何と気楽な)


 狼駄

「いや……寧ろアスターへの愛………うわっ!? 何をするだァーッ!」


 デケデケデケデケデンデデン!!


 ▼ろうだ1はきえてしまいました………(ピッ)

 ▼ろうだ2はきえてしまいました………(ピッ)

 ▼ろうだ3はきえてしまいました………(ピッ)


(鬼畜だったよなぁ………初代ドラクエⅢの冒険の書(経験者))


 ◇


 ランチア・ラオ・ポルテガ(槍使いの漁師)

「………あのう狼駄先生、俺っち読んでて思ったんッスけど」


 狼駄

「な、何だねランチア君? (キリッ)」


 ランチア・ラオ・ポルテガ(槍使いの漁師)

「あのリグレって奴なんスけど、傀儡の親玉って割に一応魂を持ってた訳ッスよねえ?」


 狼駄

「お、おおぅ………」


 ランチア・ラオ・ポルテガ(槍使いの漁師)

「あのリイナパイセン(?)のとんでもねえ『終わりなき旅路ストラーダ・なんちゃらあ』使えばイチコロだったんじゃァァ………」


 狼駄

「ギクッ!? ギクギクゥ!? おぃッ! 誰でもいいッ! 此奴をつまみ出せッ!」


 ランチア・ラオ・ポルテガ(槍使いの漁師)

「おいコラッ! テメェッ!? ウワァァァ………(遠ざかる声)」


 狼駄

「ふぅ………良いかい皆? 『何も無かった!』 AllRight?」


 ◇


 はい、後書きが既に2000文字だよアンタ………。流石にそろそろ〆ようか、マジに。


「深月先生! そして読破して下さった皆様方! 本当に本当にありがとうございましたっ!(感謝の正拳突き×1万回!!)」


 ───2024年6月22日 狼駄@ともあき

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