第1部『最悪の再会』編

『ローダ・ファルムーン』

　騎士見習いの24歳男性。失踪（しっそう）した兄『ルイス』を探してアドノス島の小さな漁村エドナに流れ着いた。見習いという言葉通りの実力しかない。

　黒い剣士（マーダ）とその配下に襲われている処へ助けに入るが………。

『ルシア・ロットレン』

　ムエタイの様な武闘家でありながら精霊の力を自らや仲間達に付与（エンチャント）して戦うちょっと異質な存在。26歳の女性。

　レジスタンスとして黒い剣士（マーダ）等に戦いを挑む。

『ガロウ・チュウマ』

　鹿児島の剣術・初太刀（しょたち）に全てをかけると言われる示現流（じげんりゅう）の達人。

　エドナ村に駐留（ちゅうりゅう）しているレジスタンスのリーダーとして日本刀を握り、采配（さいはい）を奮（ふる）う、32歳の男性。

『ディン』

　アドノス島の北、目と鼻の先にあるエタリアに住む13歳の漁師。アドノス島に幾度（いくど）も渡っている船乗りとして腕をローダに買われて渡し役を担（にな）うことに。

『マーダ』

　突如（とつじょ）アドノス島に現れ、この島唯一の国フォルデノ王国軍に加担（かたん）し、ルシアやガロウの様な民衆軍（レジスタンス）を蹴散らした魔法剣士。

　自らを暗黒神と名乗り、その力に頼る魔法を行使（こうし）する。空を自由に飛んだり、剣の一振りだけで村の半分を廃墟（はいきょ）にするなど、その力は絶大である。

『フォウ・クワットロ』

　黒い剣士（マーダ）が実力を認める１０名『ヴァロウズ』４番目の女魔導士。

　主と同じ暗黒神の魔法を操る。戦いの最中（さなか）、マーダに身分不相応（ふそうおう）と思える好意を抱（いだ）き始める。

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