第24話「人食い熊の案内」
雪山で遭難した軍隊がおった。そこに熊が近づいてきた。
「山裾の途中まで案内してやろう」
言葉を話す熊に一同は驚いたが熊について行くことにした。
二合目あたりまで来たところで熊が立ち止まり、
「しばらく何も食べてないからもう歩くことができない。人の肉と血を食えば案内できる」
それを聞くと軍隊の隊長が木に登り飛び降り自殺を図ったが熊に体を受け止められた。
「諸行無常、是生滅法、生滅滅已、寂滅為楽」
と偈を唱えた熊は帝釈天の姿に変わり、軍隊を下山させた。
法藏館『総合佛教大辞典』 雪山童子 せっせんどうじ から着想。
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