小説風プレイ記録『十字星の導き』

カロン

第0話 はじめに

 この物語は、北沢慶氏およびグループSNE開発のTRPG『ソードワールド2.5』のプレイ記録を、小説風に著したものです。

 キャラクターのテンション、セリフ回し、戦闘シーンなどの描写には、実際のプレイ風景と大きな乖離があります。また、序盤からオリジナル設定満載で遊んでおります。これらを前提に、あくまで暇つぶしの読み物として楽しんでいただければ幸いです。

 それでは、本編に突入する前に、この物語に登場するPCおよびプレイヤーたちを簡単に紹介します。ちなみに、全員『モン〇ン』と『FG〇』は履修しています。


 ***


〇ウィリアム・シャーウッド

 基礎データ:エルフ/64歳/男性 185cm 70kg

 技能   :シューター5、スカウト5、エンハンサー1、アルケミスト1

 戦闘特技 :ターゲッティング、狙撃、牽制攻撃Ⅰ

 簡単な紹介:狙撃メインのクロスボウ使い。目指せ、チームの潤滑油!


・プレイヤー:カロン

 本書の著者であり、GMであり、プレイヤーの一人。

 ここで「おいちょっと待て」と思うあなたは、清く正しいTRPGプレイヤーだ。GMがプレイヤーを兼ねるというのが、このキャンペーン最大の異端ポイントかもしれない。しかし、このメンバーでTRPGする時は必ずそうなので、寛大な目で見てほしい。どうしてもスルーできない方は、ここで本書を閉じることを強く推奨する。

 王道シナリオ大好き。悲しい展開があったとしても、何らかの救いを求めて足掻くところがある。ゲームとしての難易度よりストーリー性を重視するため、展開が予想を上回ったり外れたりすることが多々あるのだが、それらをあたふたしながら楽しんでさばく微マゾ。

 他のプレイヤー中心にセッションが回るよう、今回のような「要から一歩外れた」ポジションを好む。シューマイの上のグリーンピースみたいな。あると嬉しいよね、みたいな。


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〇ハニー・ヨーグル

 基礎データ:ティエンス/17歳/男性 180cm 90kg

 技能   :ファイター4、ライダー5、レンジャー2

 戦闘特技 :武器習熟A/ソード、防具習熟A/金属鎧、全力攻撃Ⅰ

 簡単な紹介:我が道を行く重装騎手。他人の話はあんまり聞かない!


・プレイヤー:ぺんぎん

 著者とは中学校時代からの友人。

 付き合いが長い分、著者の趣味嗜好も熟知しており、展開を先読みして言い当てることに定評がある。立案する作戦はいずれも堅実だが、たまにボケとしか思えない奇策をひねり出しては、GMのアドリブ力を試してくる。

 キャラクターの設定を考えさせれば右に出る者のないクリエイターだが、ネーミングセンスの癖が非常に強い。はちみつヨーグルト食べながら考えたからハニー・ヨーグルって、いくら何でもあんまりじゃない? しかし、妙に語呂が良いので、著者含めてみんな気に入っている。

 「このキャラならこう動くはず」という思考回路でプレイしているため、行動方針がはっきりした我の強いキャラを好む。戦法やステータスも、可能な限り尖らせたいらしい。


 ***


〇アリエッタ・ノーランド

 基礎データ:人間/17歳/女性 157cm 体重は秘密

 技能   :デーモンルーラー5、コンジャラー2、セージ3

 戦闘特技 :魔法拡大/時間、魔法拡大/すべて、MP軽減/デーモンル-ラー

 簡単な紹介:礼儀正しい召異術師。とある事情で契約事には敏感だ!


・プレイヤー:熊八

 著者たちより1つ年上の年長者。

 このゲームに対する理解が深く、自分だけでなく他人の能力も視野に入れながら最善手を模索する御仁。状況設定を細かく確認したり、気になることを指摘しつつ「こう進めることにすれば矛盾がないのでは?」と提案したりと、円滑な進行、咄嗟の軌道修正に貢献してくれるので、毎回とても助かっている。

 かと思いきや、ぺんぎんが提案する奇策に嬉々として乗ったり、どうにかしてGMが予想もしていない展開に持っていこうと策を弄したりするため、油断ならない。おのれぇ、もっと頂戴そういうの。


 ***


〇イロハ・ニルヴレン

 基礎データ:リカント(リカオン)/15歳/女性 165cm 体重は秘密

 技能   :フェンサー6、プリースト(イーヴ)2、アルケミスト3

 戦闘特技 :武器習熟A/ソード、回避行動Ⅰ、必殺攻撃Ⅰ

 簡単な紹介:ござる口調の神官剣士。普段はアホだが、刀を抜けば冷徹無比だぞ!


・プレイヤー:キリコ

 著者とは小学校時代からの友人。むせない。

 古生物や特撮に造詣が深く、和洋問わず映画も好き。サプリメント『モンストラス ロア』に収録されたレベル1~6程度の「動物」カテゴリの魔物を一通り見た後、「B級映画じゃん」とのたまった彼の思考回路に、笑うより先に感心してしまった、とある冬の日。

 キャラクターの性能より、見た目や決め台詞などにこだわるタイプ。プレイ中も、ストーリーやキャラ同士の掛け合いを重視しており、今回の小説化にあたって有用なやり取り、シチュエーションを多数提案してもらった。サンキュー。でもカットしても怒らないでね☆

 ちなみに、今回のキャラクターの名前は、リカオンの和名が「オオカミ」であることに由来する。命名はぺんぎん。そのセンス、どうして自分のキャラに発揮してやれなかったのか。


 ***


 以上のメンバーで繰り広げる、何でもありの小説風プレイ記録です。お付き合いいただける方、よろしくお願いいたします。


 カロン




(追記)

 この卓で採用しているオリジナルルール、オリジナルアイテム、拠点に関する情報は、別途掲載していく予定です。ルールブックの内容を下敷きに、著者の性癖を詰め込んだ内容になること間違いなしですが、そちらも参照していただけると、より本書を楽しんでいただけると思います。暇があれば是非、ご一読ください。

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