第13話 一難去ってまた一難
戦いは終わった。が、あまりの
「そ、その、助けてくれてありがとう!君が助けてくれなかったら俺達は全滅していた可能性があった。だから、ありがとう!!」
そう良い「冒険者」達のリーダーらしき人物が幸太にお礼を言ってきた。お礼はお礼なので、
「あぁー……別に良いよ。初めから倒すつもりでいたからな、それに俺はもう行くからじゃあな」
今回助けたが、あんな「
「待ってくれ!君1人なんだろ?俺達と一緒に行動しないか?ああ──俺の名前は
いきなり「待ってくれ!」と言われたから立ち止まったら。「一緒に行動しないか?」と言われ名前も矢継ぎ早しに言われたから名前だけでも答えようと思った。その時、須田と言っていた奴の仲間の一人が声をあげた。
「……あぁーーーー!!須田さん!!ソイツ「
そんな声を張り上げた人物は幸太とそう年齢は変わらないであろう少しチャラチャラとした男だった。ただ、その声に幸太に声をかけた男、須田を含めた全員が驚いた顔をして幸太を見てきた。
(──チッ、余計な事を言いやがって。多分今俺を「
そう思った幸太は自分の事を「
「あ、あの!」
何故なら立ち去ろうとしている幸太に向けて幸太が「
そこには魔法使いの様な白い洋服?法衣?を着た綺麗な茶髪をハーフアップにした自分と同い年ぐらいのグラマラスな体型の女性が立っていた。ただ、幸太はそんなに女性には興味が無いのかその人物の顔をどうでも良さそうに見るだけだった。
「──ッ!」
幸太のその態度、目付きを見て少し怖気付いた様な雰囲気を出した女性だが勇気を振り絞り声を出上がる。
「そ、その!さっきは私達を助けてくれてありがとう!!──後、もしかして君って──
「あ?」
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