第4話
料金の額を見ると、結構いい値段。
もともと8人いて、4000円のコース料理だったから32000円だった。
藤島くんにうまいこと、会費はいらねぇから参加しろ!と言われた俺だけど。
伝票残ってるし、金払え!ってことだろうな。
ヤンキーギャルの橘さんも残されてるけど
二人して割り勘...なんて言えないしな。
俺が持って来た財布の中には3万あった。
今月のコンビニのバイト代、さっきATMで下ろして正解だったと思った。
痛い出費だった。
藤島くんに請求しても、どうせ払われないだろ、、
俺は汚く残された料理と。
橘さんを見比べた。
「えっと、、俺はもう帰ろうと思うんだけど、
橘さんはどうする...??」
俺は伝票を持とうとしつつ、
彼女の顔色をうかがった。
自己紹介くらいで。
橘さんはろくに喋らなかった。
無口なヤンキー。
そんな印象。
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