第3話
「黙れ。俺たちの好意を無にするんじゃねぇ。俺ら三人はおまえを残して今から消える。向こうの清楚系の女の子三人と、もう話はできてんだよ」
「え。。」
「おまえにはさ、さっきも言ったように、
一番遊んでそうなヤンキーギャルを残してやる。名前は確か、橘ヒナタだったか。
いいか。俺ら三人の男どもはみんな清楚系が
タイプなんだ。
わりぃが、あんな金髪ギャルをお持ち帰りする気にはなれない」
「だから。後処理っていうか、あの派手女の処理はおまえに任せた」
「いや。俺、とてもじゃないけど、ギャルと喋れないよ、、」
「陰キャメガネ、頑張れ!俺はこのまんまトイレ行って、それからダチ二人と目当ての女三人で店を出るから。そのつもりで」
「え、俺、先トイレ行きたいけど」
「黙れ。俺様が先だ」
結局俺は待たされて、
トイレから出て、高級レストランの個室に戻ってきたときには、清楚系の女の子三人はこつぜんと消え、更に藤島くんとその仲間たちもいなくなっていた。
困ったことに伝票を残して。
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