第2話
「おい、山吹、おまえ、ちょっとこっち来い。耳貸せ」
「え、なに、、?」
「おまえさ、あの女、、
一番遊んでそうな、ギャルの相手をしてくれたらいい」
「え、ちょっと。。俺はただの数合わせ兼
引き立て役だろ、、!」
合コンに来てる俺。
正確にいうと、陽キャイケメン三人の引き立て役として、陰キャ眼鏡な俺が合コンに来させられてると言ったほうがただしい。
「黙れ、陰キャメガネ。
おまえだって彼女ほしいだろ?ほしいから
今日の合コンだっていやいやながら参加してくれたんだろ。俺らが、おまえのために、!
未経験で女馴れしてないおまえのために!
四人のなかで一番、遊んでそうなギャルを
見繕ってやるんだ。ありがたく思いやがれ!」
「いや。。俺はまだ彼女とかは...!!まだいらない。。大学受験に集中したいから、、」
あくまでひそひそと。
俺と陽キャイケメンの藤島くんとの会話は、
トイレに行くための狭い廊下にて
執り行われていた。
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