第22話

僕は修先輩にお姫様抱っこされていた。



なぜ!?


「しゅ、修先輩?なんでお姫様抱っこしてるんですか?」


「なんでって、早く部屋に戻るためだけど?(ニコ)」

ニコって目が笑ってない。

怖すぎだよ!



「修先輩!お姫様抱っこしなくても大丈夫ですよ!」



「えっ!?なんで?」



「えっ、なんでって言われても・・・。」


いや待って!

お姫様抱っこであーだこーだ言ってないで

お仕置きって何?

怖い!


お叱りを受けるならいいけど、なんか怖いすぎる

修先輩絶対怒ってるし!


「あのー、お仕置きって何するんですか?」

僕はビクビクしながら質問した。



「それは帰ってからのお楽しみだよ。(ニコ)」

またニコってした!目が笑ってないけど。



「わ、わかりました・・・」





そして僕達は、部屋に戻った。




修先輩は、リビングに行きリビングのソファーに僕を下ろした。


修先輩は、僕のすぐ正面で屈んだ。


「天?君、さっき先生に何したか話してくるれる?」


「えっと・・・学校を迷ってたら、薄暗いところにいて、そこにガタガタって音が聞こえたからその音の方に向かったら、先生が昼寝してて、先生が、昼寝の邪魔したから膝枕してって言ったから膝を貸して、僕も疲れたせいか、長い時間寝てしまって、こんな事になってしまいました。」



ビクビク・・・


「今日生徒会に呼ばれて少し遅くなるっていうのは知ってたけど、これほど遅く帰ってくるとは、知らなかったからなー。天!ほんとに自分が何したか知ってるか?」


「えっ?!なんでしょう・・・」


「本当にわかってないなー。先生に膝枕したんだぞ!膝枕は絶対にダメだ!自分がもっと可愛いってことを自覚しろ!」


「えっ!?あのー?みんな僕のこと可愛いって言うんですけどなんでですか?」


「まさか!気づいてない?」



「気づいてないっと言われましても、僕ずっと嫌われてましたし。今まで学校に友達いませんでしたし。」



修先輩は、頭を抱えてしまった。


「修先輩!?どうしたんですか??」


「はー。うんー。ちょっと考えてる。」


なんだろう?

お仕置き何するんだろ?


先輩は、バッと頭をあげて

「天!お前のお仕置きは、明日から俺にハグをすることだ!」



???




ハグ?



「えっ!ハグって僕が修先輩に抱きつくって言う事ですか?」


「そうだ!」


ほんとにそれだけでいいのかな?


よかった!怖くないお仕置きで、ていうかめっちゃ嬉しい!だって修先輩の筋肉堪能できるし!


「わかりました!じゃあ 、明日から修先輩にハグをするっと言うことで!修先輩とハグできるなんて嬉しいです!」


修先輩は、目が丸くなった。そして、また頭を抱えてしまった。



やばいなんか変なこと言ったかな?


「(本当にお仕置きの意味わかってるのか?嬉しいって!ちょっと嫉妬心が出てしまったが、さすがにやりすぎたか?これだとあの先生と変わらないことをしているのか?いやいやあの先生と俺とじゃ違う!)」

ゴニョゴニョ何か言った。


「修先輩?大丈夫ですか?」


修先輩は、体をビクッっとして頭を上げた。

「いやーなんでもない!じゃあ・・・これなら毎日ハグをしよう!じゃあ今日の分。」



修先輩が腕を広げたので僕は、修先輩に抱きついた。


ギュッ!



あー、修先輩の胸筋すごいな!僕もこんな筋肉になりたいなー

僕は修先輩の胸筋をほっぺスリスリした。



僕もこれから筋トレ頑張ろ!


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