第21話
「う~ん・・・」
はっ!!寝てしまった。
何時間寝た?
・・・
1時間半も寝てたよ!
もう外暗くなってるし!
修先輩心配してる!
「先生!!起きてください!僕も寝てしまいました!!すいません!もう1時間半も寝てしまいましたよ!!外も暗くなってますよ!」
「う~、もうこんな時間か。もうちょっと寝かせて・・・」
と言って僕の腰をギュッとした。
あぅ、可愛い・・・
ちょっと何考えてるんだ!?
「ダメですよ!起きてもらわなきゃ!同室の先輩が心配してるので早く帰らなきゃ」
すると先生が、こっちをチラッとみて
「天のルームメイトって誰だ?」
「北山修先輩ですよ!」
「北山かー・・・ちょっと心配だな・・・」
先生は、よいしょと体を起こして、僕の方を見た。
「何かあったら俺に相談に来るように!」
といって僕の顔を近ずけておでこにキスをした。
「はぇ!?どうしたんですか!?」
僕は絶対顔が赤くなっていると思い、顔を隠した。
「照れてる顔も可愛いな!」
カァー
「先生!そんなこと言わないでくださいよ!僕は、男の子なんですよ!~٩(๑`^´๑)۶」
「ハッハッハー!!わかったよ!でも照れてる顔をは、ホイホイ人に見せちゃ行けないからな!」
「わかりましたよ!じゃあ僕は、寮に帰りますね!」
僕は、すぐに教室を出た。
先生は、僕の腕を掴んだ。
「おいおい!ちょっと待ってよ!寮まで送っていくから!」
「大丈夫ですよ!僕鍛えてるんですから!」
「プッ!そうか!でも心配だから送ってくな」
えっ!
今プッ!って笑ってたよ!
「先生!笑わないでください!」
と言って先生の肩をポカポカ叩いた。
「ごめんごめん!もう言わないから。さぁ帰るか!」
「はーい。」
1人で大丈夫なのにー
修先輩心配してるんだろうなー
僕は、先生と一緒に寮に向かった。
あっ!玄関が見えて来た!!
すると玄関に人がいた。
「天!!!どこいってたんだ!!電話したのに全然出ないじゃないか!!」
マジで!全然気づかなかった!
僕電話には使い慣れてないからな。
「修先輩!すいません!電話気づかなかったです!」
「先生と一緒にいたのか!?」
「そうですけど・・・先生の昼寝を邪魔しちゃって、先生に膝を貸してたんです」
修先輩は、顔を先生に向けて、突然怖い顔になった。
「先生!?こんな時間まで生徒に何してたんでか!?」
「いやー!天に膝を貸してもらったんだけど、とても気持ちが良くてね!つい、長い時間寝てしまったんだよ!」
僕は先生を庇うように
「修先輩!本当は30分ぐらいで起こそうとしたんですけど、僕が寝てしまって遅くなってしまったんです!すいません!だから先生を怒んないでください!!」
「チッ!しょうがないな!天!後でお仕置きな」
修先輩は、そう言って、僕の腕を引っ張った。
「先生ありがとうございました。これで結構ですので、ここで失礼します。」
「先生すいません!また明日!さよなら!」
と言って、寮に入った。
ていうか
お仕置きって何されるんだろう!
怖い!
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