第19話

生徒会が何をやるか具体的に説明をされた。


生徒会では、行事の運営を行うことや、予算や規則を決めることを仕事としている。


「この学校は、トップに理事長、次に校長、次に生徒会という順番で構成されてる。ほとんど生徒会で学校を運営しているんだ。この学校は、企業の御曹司が多いから、運営など経理など詳しいやつが沢山いるから自分たちで行っている。」


僕は企業の御曹司でもなんでもないただの庶民なんですけど・・・


「大丈夫だよ!天崎くん!君はここにいるだけでみんなが笑顔になるからね!マスコット的な存在でいてくれ!」

えっ!今声に出てた?


「マスコットですか?」


「ふっふっふ。そうだ!君はとっても可愛いから生徒会のイメージがもっと上がるよ!」


「僕は可愛くないですよ?」


『えっ!?』


みんなが口を揃えて言った。


「何言ってるの?この顔で可愛くないとか無自覚すぎるだろ」

「天ちゃん恐ろしすぎる」

なんかボソボソ言った。


「あの~2人ともどうしたんですか??」


「大丈夫、天。この人たち驚いてるだけだから」

「大丈夫だよ天くん!気にする事はないよ!」


2人から挟まれるように言われた。



「おい!蓮!お前今俺達のこと【この人たち】って言ったな!」


「ええ。そうですけど何か?」

やばい生徒会長さんが怒ってる

怒ってないとかっこいいのに怒ると般若みたいな顔になってる(´°д°`)


「俺は生徒会長で、お前の先輩だぞ!」


「だって、ずっと知り合いじゃん?」


「だが、ここでは俺が先輩だ!わかったな?」


「・・・わかったよ!先輩って言えばいいんだろ!(クソめんどくせぇ)」


「なんか言ったか?」


「なんでもありません(๑´ ³`)¸¸♪」

蓮凄すぎ!


「じゃあ改めて3人ともよろしく!」


『よろしくお願いします!』

「明日また来てね!業務の説明するから!」

副会長さんが言った。


『失礼しました。』


僕達は生徒会室から出た。


「蓮、ダメだよ!会長さんと副会長さんにタメ口で話したら」


「いいんだよ!あんなやつ」


どうしちゃったんだろう

あの写真を見る限り、ふわふわしてて可愛い感じだったのにー

どうしてこんなにひねくれちゃったの??

本人に聞きたかったけど聞けなかった。



「じゃあ天くん一緒に寮まで戻ろうか!」

と言って光ちゃんが僕の手を繋いだ。

「おい!俺も行く!」

そして蓮も俺の手を繋いだ。


「手離してくんない?お前付いて来なくていいよ!俺と天くんだけで帰るから」


「はー!?お前の物なのか天は?」


「はっ、はー!!そうだったらどうすんだよ」

何故か光ちゃんは顔を真っ赤にして言った。

「ちょっと喧嘩はやめてよー」

僕は喧嘩を辞めさせようと止めた。

だって周りの人がすごいこっちを見てるんだもん



「なんなんだよ!」

「こっちこそなんだよ!!」

それでも言い争いは終わらない


プツン



「お前らいい加減にしろ!!!!!ヽ(`Д´)ノ」


「もう2人なんて知らない!!!」

僕は2人の手を振り払ってダッシュで逃げてった。




「まって!!天ー!」

「天くん待ってよ!!僕が悪かったからさ!!」




僕は走ってしまった。

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