第16話
「天くんってすごい可愛いよね!中学の時絶対もてたしょ?」
「えっ!どういうこと??僕全然可愛くないしもてたことないよ!それに友達も誰もいなかったし・・・」
「なんで!?こんなに可愛いのに!?中学のやつ見る目無さすぎだろ!」
何故か光ちゃんは、怒っていた。
「大丈夫だよ!今は光ちゃんがいるし」
「くっーー!!ほんとに天くん可愛い!」
光ちゃんは、僕に抱きついて来た。
「どうしたの!?急に抱きついて!!」
「天くん大丈夫だよ!僕がついてるからね!!」
光ちゃん可愛いなー
わんこみたい!
耳とかシッポが見えてきそうだよ!
僕は、光ちゃんの頭をポンポンした。
カーンカーン
あっ!鐘がなった!
僕は光ちゃんを離して前を向いた。
ガラガラ
「おーい全員席につけー」
白衣を着て前髪が長いモサモサした男の人が気だるそうに入って来た。
「A組の担任になった、白井康介だ。1年間迷惑かけるなよー
これから入学式だから順番はどうでもいいから廊下に並べー」
「行こ!天くん!!」
「そうだね!」
僕達は、廊下に並んだ。
でもさっきから周りの目が痛い。
僕は光ちゃんに背伸びをして耳元で
「なんか周りの視線が痛いんだけど知らない?」
「うっ、だ、大丈夫だよ!天くんは気にしないで!」
光ちゃんは、前を向いて耳をさわさわ触って
何か独り言を言っていた。
体育の前で待機をしていたら。
『新入生の入場です。』
とアナウンスが聞こえた。
僕達はA組だから一番最初か!
前が進んで体育館の中に入ると、とてもゴージャスですごい人がいた。
「うわーすごい!ここ体育なの?」
思わず独り言を言ってしまった。
席に着くと、続々新入生が入場してきた。
全員席に着くと
『これより入学式を始めます。初めに生徒会長からお話があります。』
生徒会長さんってどんな人なんだろう??
生徒会長さんが上がってきた瞬間
『きゃーー!!!』
また悲鳴を上げている人達がいた
凄いな!生徒会の人って
生徒会長さんは長い髪を後ろでまとめて、とてもThe日本人とした顔をしていた。
時代劇に出てきそうだなと僕は思った
生徒会長さんを見てたら、何故かこっちを見てきた。そして何故かウィンクした。
うわ!今絶対目が合った!
僕は、すぐ目を逸らした。
『きゃーー今ウィンクしてらっしゃた!』
『僕にウィンクしてた!!』
など沢山聞こえる
「新入生の皆さんご入学おめでとうございます!
私たちは皆さんの入学を心待ちにしていました。ようこそ!鳳学園へ!」
パチパチパチ
おー!すごい拍手だな!
それから生徒会会長さんの話が終わり校長先生の話も終わった。
それにしても校長先生の話長いな!
眠くなってきたよ
『続いては、新入生代表の挨拶です。新入生代表1年A組神山蓮さん。よろしくお願いします。』
「はい!」
出てきたのは、黒髪でとても背の高い人だった。
周りでは
「あの人神山グループの御曹司だ」
「やば!めっちゃイケメンじゃん」
「かっこいい!!!」
確かにイケメンである。
『私は新入生代表の神山蓮です。この私立鳳学園に入学できてとても光栄にございます。』
それから新入生代表の挨拶は、続いた。
そして
『新入生が退場ます。』
そして僕達は、入学式が終わった。
教室について僕は、光ちゃんに
「あの新入生代表の子このクラスの子だったんだね!さっき教室にいなかったから気づかなかったよ!」
「あー、あの人は、神山グループの御曹司さ。あの有名なお菓子とか、コンビニとか色々な事業をしているっていうね」
そういうと光ちゃんの顔が曇った
「へー!!すごいね!」
ガラガラ!!
「あいつ来たぞ!」
「神山グループの御曹司だ」
「オーラすご!」
なんかいろいろきこえた。
彼は、最後に空いてる。1番後ろの窓側の席に座った。
すると光ちゃんが
「おい!天くん!なんかあいつ天くんのこと見てるぞ!」
「?!えっ!どういうこと??」
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